ObjectIDGenerator クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


ObjectIDGenerator は、以前に識別されたオブジェクトを追跡します。オブジェクトの ID を要求すると、ObjectIDGenerator が既存の ID を返すかどうかを判断するか、または新しい ID を生成および記憶します。
ID は、ObjectIDGenerator インスタンスの有効期間を通じて一意です。通常、ObjectIDGenerator の有効期間は、それを作成した Formatter が有効な間、持続します。オブジェクト ID は、指定されたシリアル化ストリーム内だけで有効であり、シリアル化されたオブジェクト グラフ内のほかのオブジェクトへの参照を持つオブジェクトを追跡するために使用します。
ハッシュ テーブルを使用して、ObjectIDGenerator は、どのオブジェクトにどの ID が割り当てられたのかを保持します。各オブジェクトを一意に識別するオブジェクト参照は、ランタイムのガベージ コレクションによって回収されたヒープのアドレスです。オブジェクト参照の値はシリアル化中に変更できますが、このテーブルは情報を正確に保つために自動的に更新されます。
オブジェクト ID は 64 ビット数値です。割り当ては 1 から始まるため、0 は有効なオブジェクト ID ではありません。フォーマッタは、値 0 が null 参照 (Visual Basic では Nothing) のオブジェクト参照を表すように選択できます。

System.Runtime.Serialization.ObjectIDGenerator


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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