OVA版の描写
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 08:32 UTC 版)
「銀河英雄伝説の用語」の記事における「OVA版の描写」の解説
銀河帝国内にて行われる調停方法の一つ。OVA版「決闘者」にて描写されている。ただし、本来は争いは民事裁判で決着をつけるべきところで言いがかりをつけ、無理やり決闘に持ち込んで事態を解決させるのが大貴族の常套手段となっている。 決闘といっても相手を殺すまでやるのではなく、戦闘力がなくなった時点で決着がつく。相手を殺す、もしくは重傷を負わせた場合は勝っても醜い勝ち方として批判のそしりは免れない(もっとも、殺してしまった場合は罪に問われない)。また、代理人に決闘をさせるのがほとんどであり(つまり、貴族自身が手を汚すことは無い)、決闘の代理人を職業としている人もいる。 決闘においては以下のルールが存在する。 基本的に同じ身分同士で行う。つまり、貴族と平民の決闘は出来ない。ただし代理人には適用されない。また、現役軍人同士は同じ階級の者同士でないと決闘はできないが、退役軍人には適用されない。 立会人の下、まずは火薬銃で決着をつける。それでつかない場合は剣、それでも決着がつかない場合は素手で決着をつける。また、決闘を申し込まれた側がどの武器で決着をつけるか選択が出来る。 銃での決闘の場合、単発の銃を2丁持ち、決闘者同士が背中合わせになり、お互い1歩ずつ前進し、10歩歩いた時点で振り向いて相手に1発目を発砲する。2発目については特に決まっていない。立会人が判定を行うが相手の銃を打ち落とす、腕に命中するなど戦闘力(戦意)を無くすと勝ちとなる。 判定が不服の場合(つまり戦闘力を残しているにもかかわらず負けを宣告された場合)、別の手段での再決闘を申し込むことが出来、相手はそれを拒否できない。もっとも、ほとんどの場合、そこまで至らない。 以上のように、決闘はゲーム的、ショー的な要素が強い。また、観客はどちらが勝つか、賭けを行っている。
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