OVA『THE BEYOND』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 08:03 UTC 版)
「蒼穹のファフナー」の記事における「OVA『THE BEYOND』」の解説
「第四次蒼穹作戦」から2年後、新国連から独立し、バーンズを司令官とする独立人類軍とフェストゥムが交戦するハワイで、アルヴィスのファフナー部隊は、美羽を新たなマークザインのパイロットとして、第五次蒼穹作戦を開始する。それはエスペラントでありながらフェストゥムに寝返った少年マリス・エクセルシアによって連れ去られた、転生した総士と2人のパイロット候補生を救出するものであった。だが、マリスは自分が憎んでいるプロメテウスと結託していた。プロメテウス・ミールはベイグラントを失いながらも生き延び、力を蓄えていた。その群れにいる弓子を模したフェストゥム・セレノアはファフナーのクロッシングに侵入して同化するという新たな力でファフナー隊を壊滅させ、さらに新たな力を得た一騎も、マリスが奪ったファフナーに乗るレガートとの戦闘中で力を失い、ファフナーを奪われる。 マリスは総士たちを連れてロケットで宇宙へ脱出し、マリスをよく知る美羽はそれを撃つことが出来ずに逃してしまう。そして、プロメテウスは自らを絶望を意味するマレスペロと名乗り、ミールの力で赤い月が空に出現する。エメリーが転生した海神島のコア・ルヴィ・カーマはそれを感じ取り、未来のために対策を練る。 3年後、総士は竜宮島で両親と妹、そして親友のマリスと共に平和に暮らしながらも外の世界へ憧れを募らせ、古い通信機で外へ連絡を試みる。祭りの夜、その通信に応えた男が「真実を見せる」と告げる。すると、それを阻止しようとする妹と島の人々は金色の怪物になり、その男・真壁一騎はファフナーでそれを撃退し、総士の目の前で妹を消し去る。そして、告げる。総士の家族も、住んでいる島も偽物であると。竜宮島の敵「エスペラント軍」と信じていた彼らは、半世紀もの間フェストゥムとの戦いを繰り広げており、世界を守る軍隊と総士が信じていたベノンこそが、かつて総士を連れ去ったマレスペロが統率する群れで、世界を脅かす存在であると告げる。総士の暮らす島は、マレスペロが統率する群れに人間の感情を学ばせるため作られたものだった。美羽は真実を認めない総士を説得し、海神島に着いた総士はルヴィの導きで、5年間沈黙していたマークニヒトに搭乗し、それが自分の機体であると悟ると共に、一騎もろとも海神島を消し去ろうとする。
※この「OVA『THE BEYOND』」の解説は、「蒼穹のファフナー」の解説の一部です。
「OVA『THE BEYOND』」を含む「蒼穹のファフナー」の記事については、「蒼穹のファフナー」の概要を参照ください。
- OVA『THE BEYOND』のページへのリンク