Net MD
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「ミニディスク#Net MD」も参照 Net MD対応機器としては、単品コンポーネントデッキ・Net MD ウォークマンなどの対応ポータブルMD・オーディオコンポ・パソコン内蔵Net MDデバイスがソニーをはじめとする各社から発売された。MD機器を発売するほとんどのメーカーが参入し、ポータブルMDからカーMDと幅広い機器に採用された。 2001年10月以降にソニーから発売された『Windows XP Home Edition』搭載ミニタワー型デスクトップPCの『VAIO MXシリーズ』ではNet MDドライブが本体に搭載され、2002年に発売された『VAIOノートNVシリーズ』では付け外しが可能な「Net MDベイユニット」がオプションもしくは標準装備された。これはPCにリッピングした音楽ファイルをそのままNet MDへ転送(チェックアウト)出来る。当初はチェックアウト回数が一律3回までとなっており、同一ファイルは同時に3台までの機器・MGメモリースティックに転送する事が可能だった。チェックアウト回数を超えて別の機器に転送したい場合はチェックアウト済みの機器からPCへチェックイン(ムーブ)させて、カウント回数を戻す必要があったが、2004年11月10日発表の『SonicStage 2.3』以降のバージョンでは、音楽CDなどからリッピングしたファイルについてはチェックアウト回数の制限が撤廃されている。 なお2004年に『Hi-MD』が発表されたが、Hi-MD機器であってもNetMDモードとして記録可能なものも多い。 NetMDのデバイスドライバは2008年1月10日発表の『SonicStage CP 4.4』まではOpenMG機器として認識され、チェックアウト操作などが可能であるが、同年10月発表の新バージョンである『Sonic Stage V』ではNetMDに非対応とした。このため「CP 4.4」のソフトウェアを継続してダウンロードできたが、2013年3月29日に提供終了した。なおソニーでは当初NetMD機器の動作保証OSを『Windows XP』までとしていたが、『MZ-RH1』については2010年10月リリースの『X-アプリ Ver.2.0』が対応した事で『Windows Vista』、『Windows 7』にも正式対応となった。
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