NetHackのユーザ文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 02:35 UTC 版)
「NetHack」の記事における「NetHackのユーザ文化」の解説
NetHackは非常に難易度が高いため、クリアはなかなか難しい。このため情報交換のためのユーザグループが各所に存在している。こうしたユーザコミュニティでは、NetHackの翻訳をしたり、FAQやスポイラー(攻略のための情報)を整備したりするだけでなく、NetHackを題材にした他愛のない話を楽しむのが普通である。メッセージが多様であること、とりわけいろいろな理由でキャラクターが死んだり困難に陥ることがあるため、そのようなメッセージ自体を披露して楽しむのである。USENETやその他グローバルに配送されるネットニュースグループなどの伝統的なものをはじめ、IRCや、最近できたSNS上のコミュニティなどが存在する。 NetHackでプレイヤーキャラクターが死ぬと、場合により「幽霊」となって残ることがある。幽霊は元のキャラクターのもっていた現金を含むアイテムを所持している。このような仕様は、複数人ユーザのいる計算機あるいはネットワーク上のサーバにNetHackをインストールし、数人で楽しむといった遊び方を誘発しやすい(個々のプレイヤーキャラクタの間の直接的なインタラクションは不可能)。 ゲーム目的は魔除けの奪回であるが、特にそれをせずとも迷宮を隅々まで探索し尽くしたり、自キャラクターを強化し続ける楽しみもある。そうした行為についての語り合いや自慢もゲームの一部といえる。
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