NEAC-シリーズ2200
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 00:32 UTC 版)
「NEAC」の記事における「NEAC-シリーズ2200」の解説
ハネウェルが1963年11月に発表したH200シリーズはIBM 1401の置き換えを狙ったもので非常に評判が高かった。そこで日本電気はこれをノックダウン輸入(部品の形で輸入して現地で組み立てる方式)し、1964年 NEAC-2200として発表した。日本でも2200は好評で、日本電気のコンピュータ市場シェアを高めた(一時期IBMに次ぐ2位となった)。その後、これをシリーズ名(NEAC-シリーズ2200)として後継機種が開発された(1965年~)。多くはハネウェルからの導入だが、一部機種はハネウェルでの開発が進まないことから日本電気が独自に開発している。 なお、IBMは1964年にSystem/360を発表しており、アーキテクチャの大転換を図った。このため 1401 対抗であった NEAC-2200 は徐々に競争力を失っていった。しかし、ハネウェル側の新機種開発はなかなか進まないという苦しい状況が続いた(ACOS登場前にはシェアは4位に転落した)。 NEAC-シリーズ2200の基本仕様についてはHoneywell 200シリーズを参照されたい。なお、日本電気独自開発のモデル500は国産初の完全IC化コンピュータであった。シリーズ2200を使用して大阪大学では日本初の本格的タイムシェアリングシステムが構築されている。
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