Mediator_パターンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Mediator_パターンの意味・解説 

Mediator パターン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/19 19:25 UTC 版)

Mediator パターン は、ソフトウェアのデザインパターンの一つで、統一されたインタフェース の集合を提供するパターンである。 Mediator パターンは、GoFによって記述された 23 のパターンの一つであり、このパターンは、プログラムの動作する振る舞いを変更できるという点で、振る舞いに関するパターンと考えられている。

通常、プログラムは複数の(時には多数の)クラスからなり、ロジック計算がクラスに配置される。しかし、プログラムでクラスの数が増えるに従い、特に保守リファクタリングをする際、クラス間の通信の問題が複雑になり、プログラムを読んだり保守したりすることが困難になる。さらに、他のクラスに影響を与える可能性があるため、変更も難しくなる。

Mediator パターンを用いると、オブジェクト間の通信は mediator によってカプセル化され、オブジェクト同士で直接通信せず、mediator を介して行うようになる。これにより通信するオブジェクト同士の依存関係を削減し、結合の度合いを下げることができる。

登場するクラス

Mediator (仲裁人、調停者)
Colleague (同僚) オブジェクト間のコミュニケーションのインタフェースを定義する。
ConcreteMediator
Mediator インターフェイスを実装し、Colleague オブジェクト間の通信を調整する。全ての Colleague の存在と、通信の目的について知っている。
ConcreteColleague
Mediator を介して他の Colleagues と通信する。


関連項目

外部リンク



「Mediator パターン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Mediator_パターン」の関連用語

Mediator_パターンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Mediator_パターンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMediator パターン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS