オパヴァのマルティン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/24 21:06 UTC 版)
ポーランドのマルティンとしても知られるオパヴァのマルティンは13世紀の重要なドミニコ会士の年代記作家である。
チェコのシレジアの町オパヴァで生まれ(生年は不明)て、ローマから帰還する途中のボローニャで1278年6月以降に死んだと信じられている。彼はプラハで学びポーランドで活動した。そのため彼はラテン語では Martinus Oppaviensis とか Martinus Polonus という名で知られていることもある。ドイツ語では Martin von Troppau、チェコ語では Martin z Opavy と呼ばれるようである。
マルティンのラテン語の年代記、Chronicon pontificum et imperatorum は特に興味深いレイアウトをとっている。見開きの2ページがページごとの50行でそれぞれ50年間を記述し、左のページが一行一年の割合で教皇の歴史を、右のページが皇帝たちの歴史を記述し、左右のページが厳密に並行するように書かれている。これはグラフィックデザインの新境地であって、必ずしも全ての同時代人に受け入れられたわけではなかった。多くの書記がページレイアウトを考慮されることなく単にテキストをコピーしていき、結果としてどちらかといえば混沌とした編年の年代記になっていった。これは非常に大きな影響を与えた年代記である。400以上の写本が知られており、後世の年代記作家にあたえた影響は明らかである。マルティンの Chronicum は女教皇ヨハンナの伝説にもっとも大きな影響を与えた資料である。
他の著作としてはPromptuarium Exemplorumがある。
参考文献
- Ludwig Weiland (Hg.): Martini Oppaviensis chronicon pontificum et imperatorum. MGH SS 22 (1872), S. 377–475 Faksimile bei Gallica
- Anna-Dorothee von den Brincken: Studien zur Überlieferung der Chronik des Martin von Troppau (Erfahrungen mit einem massenhaft überlieferten historischen Text). In. DA 41 (1985), S. 460–531.
- Wolfgang-Valentin Ikas: Martinus Polonus' Chronicle of the Popes and Emperors. A Medieval Best-seller and its Neglected Influence on English Medieval Chroniclers. In: The English Historical Review 116 (2001), S. 327-341
- Wolfgang-Valentin Ikas: Neue Handschriftenfunde zum Chronicon pontificum et imperatorum des Martin von Troppau. In: Deutsches Archiv für Erforschung des Mittelalters 58 (2002), S. 521-537
- Wolfgang-Valentin Ikas: Martin von Troppau (Martinus Polonus), O.P. (gest. 1278) in England. Überlieferungs- und wirkungsgeschichtliche Studien zu dessen Papst- und Kaiserchronik. (Wissensliteratur im Mittelalter 40) Wiesbaden: Verlag Dr. Ludwig Reichert 2002. ISBN 3-89500-313-1 レビュー記事(ドイツ語)
外部リンク
「Martin of Opava」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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