MIPS Vとは? わかりやすく解説

MIPS V

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 09:53 UTC 版)

MIPSアーキテクチャ」の記事における「MIPS V」の解説

MIPS V は5番目のアーキテクチャで、1996年10月21日Microprocessor Forum 1996発表された。主に3次元グラフィックス性能向上を目的としている。1990年代中ごろ組み込み用途以外では主にSGIグラフィックス・ワークステーションMIPSマイクロプロセッサ使っていたためである。MIPS V と同時にそれを補完する MIPS Digital Media Extensions (MDMX) というマルチメディア拡張整数のみ)も発表された。 MIPS V を実装した製品結局登場しなかった。1997年SGIコード名 "H1" または "Beast" と、"H2" または "Capitan" というマイクロプロセッサ発表した前者最初の MIPS V 実装で、1999年出荷予定とされた。"H1" と "H2" のプロジェクトは後に統合され最終的に1998年中止となった。 MIPS V は pair-single (PS) と呼ばれる新たなデータ型追加していた。これは単精度32ビット浮動小数点数ペア64ビットFPUレジスタ格納するのである算術演算命令比較命令条件転送命令ではPSデータSIMD風に扱う。またPSデータロード配置変更変換などの命令追加されている。既存リソース浮動小数点SIMD実現しようという試みだった。

※この「MIPS V」の解説は、「MIPSアーキテクチャ」の解説の一部です。
「MIPS V」を含む「MIPSアーキテクチャ」の記事については、「MIPSアーキテクチャ」の概要を参照ください。

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