MHC-P909
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 16:57 UTC 版)
1991年発売。 キャッチコピーは「誰の人生にも、pixyの入る幅がある。」であった。 P909は、中高音域用と低音域用のアンプ、中高音域用と低音域用のスピーカーに独立させたバイアンプ×バイスピーカーシステムを採用した、pixy第3弾の中のフラグシップモデル。 中高音域スピーカーと低音域スピーカーがセパレート構成になり、中高音域スピーカーを壁掛けし、低音域スピーカーを足元に置くなど、レイアウトの自由度が広がった。 ボディーデザイン(カラー)はスピーカーやサイドパネルは従来デザインを継承するが、フロントパネル部がヘアラインを施したシルバーのアルミパネルを採用し、高級感を演出していた。リモコンはこのモデルのみPixyブランドを意識したボディーの液晶付スライドリモコンになっている。 アンプ部は光デジタル入力2系統、光デジタル出力1系統を備えており、全ての音をデジタル信号にして処理されるのでラジオやコンパクトカセットなどのアナログ音源も別売DATデッキに光デジタル出力が可能だった。また、PixyとDATデッキを3ピンのコントロールケーブルで繋げばセレクター連動などが可能。(後に発売されるMDデッキでも3ピンケーブルが接続出来れば、同連携が可能である) P909には唯一、派生モデルがあり、ボディーカラーがスエード調のダークブラウンでフロントパネル部がヘアラインゴールドの特別仕様MHC-P909D LIMITEDや、スピーカーのセパレート構成を廃し新たに横長のBOX型スーパーウーファーを搭載したSHC-7が存在した。 ※但し、SHC-7は、スピーカー以外の筐体はP909と同一ながらPixyブランドではなく、スーパーウーファーシステムSTANZ(スタンツ)として販売された。 下位機種には同じバイアンプ×バイスピーカーシステムのMHC-P707と、バイアンプ×バイスピーカーシステムを採用しない従来型スピーカーで2ピース構成の廉価版MHC-P303がある。 ※翌年の1992年には、MHC-P707のマイナーチェンジモデルとしてバイアンプ×バイスピーカーシステムを継承し、サウンド機能を強化(ミュージックジャンル6パターン×リスニングスタイル6パターン=36種類のサウンドエフェクトを搭載)したMHC-P717や、P303と同じく従来型スピーカーで2ピース構成の廉価版MHC-P313(サウンドエフェクトは5×5の25種類)なども登場した。
※この「MHC-P909」の解説は、「pixy」の解説の一部です。
「MHC-P909」を含む「pixy」の記事については、「pixy」の概要を参照ください。
- MHC-P909のページへのリンク