MC15型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 13:59 UTC 版)
1986年4月9日発表、同月23日発売。通称3型(VT250FG)。型式名MC15。エンジン型式も以下の大幅な設計変更を実施したためMC15E型となった。 シリンダー行程を0.1mm伸ばして排気量が1cc拡大され249ccに変更。 クラッチを油圧式から一般的なワイヤー式に変更。 メカニカルノイズ減少の観点からカムチェーンをサイレントチェーンに変更し同時にカムチェーンガイドを装着。 最高出力43ps/12,500rpm・最大トルク2.5kgf・m/10,500rpmに向上。 また以下の設計変更も実施された。 フレームをダブルクレードル型からダイヤモンド型に変更。 リヤタイヤを120/80-17 61Sへサイズアップ。 マフラーを左右2本出しから右側1本出しに変更。 シート高を745mmへ低下。 外装デザインを角から丸みを帯びたタイプへ変化し、アンダーカウルを標準装備化。 さらに同年5月16日には、同月31日から車体色にパールカラーを追加するとともに同月17日からスペシャルエディションを2,000台限定で発売することを発表した。 1987年1月28日発表、同月29日発売でフロントブレーキをインボードから通常のダブルディスクに変更したモデル(VT250F2H)を追加。 同年3月27日発表、同年4月15日発売でVT250Zの後継という位置付けでフロントホイールサイズを17インチ化したネイキッドモデルのVTZ250を追加。 VT250Fは1988年中に後述するMC20型へモデルチェンジで生産中止となったが、VTZ250は同年6月に出力特性を最高出力40ps/12,000rpm・最大トルク2.6kgf・m/11,000rpmへ変更するマイナーチェンジを実施し、1989年まで生産された。
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