サイレントチェーン
歯形を有するプレートを交互に重ね、ピンで結合してチェーン状とし、歯形をスプロット(ギヤ)にかけて動力を伝達する。おもにカムシャフトの駆動や4輪駆動のトランスミッションにおいて、軸間が離れている場合の動力伝達などに使用されている。噛み合い音がローラーチェーンに比べて小さいため、サイレントチェーンと呼ばれている。プレートをスプリングで押すテンショナーを備え、バックラッシュのないようにするととで、さらに騒音が低減する。
参照 ローラーチェーンサイレントチェーン(英: silent chain)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 04:29 UTC 版)
「ローラーチェーン」の記事における「サイレントチェーン(英: silent chain)」の解説
2個のツメを持つプレートを幾層にも重ねて個々のリンクを構成し、隣のリンクとはプレートを互い違いに重ねてピンで結合したチェーン。プレートに設けられたツメでスプロケットとかみ合い、スプロケットとのかみ合い隙間が小さいため騒音を抑えることができる。負荷に応じて幅は数ミリから数センチのものがあり、強度のほとんどをピンの表面硬度に依存する。 プレートの2個のツメが内側で歯型を成しており、歯車状のスプロケットに直接かみ合うことで動力を伝達する。ローラーやブッシュを持たないため軸間のピッチを小さくできる。欠点はチェーンピッチと噛み合いピッチが離れているために摩擦抵抗が大きいことである。
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