LocalFileSettingsProvider.SetPropertyValues メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

LocalFileSettingsProvider.SetPropertyValues メソッド

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

指定したプロパティ設定グループの値を設定します。

名前空間: System.Configuration
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Overrides Sub SetPropertyValues
 ( _
    context As SettingsContext, _
    values As SettingsPropertyValueCollection _
)

Visual Basic (使用法)

Dim instance As LocalFileSettingsProvider
Dim context As SettingsContext
Dim values As SettingsPropertyValueCollection

instance.SetPropertyValues(context, values)

C#

public override void SetPropertyValues (
    SettingsContext context,
    SettingsPropertyValueCollection values
)

C++

public:
virtual void SetPropertyValues (
    SettingsContext^ context, 
    SettingsPropertyValueCollection^ values
) override

J#

public void SetPropertyValues (
    SettingsContext context, 
    SettingsPropertyValueCollection values
)

JScript

public override function SetPropertyValues
 (
    context : SettingsContext, 
    values : SettingsPropertyValueCollection
)

パラメータ

context

現在のアプリケーションの使い方を記述している SettingsContext。

values

設定するプロパティ設定のグループを表す SettingsPropertyValueCollection。

例外

例外の種類	条件
ConfigurationErrorsException	ユーザー スコープの設定が見つかりましたが、現在の構成はアプリケーション スコープの設定しかサポートしていません。 または 構成ファイルに設定を保存する際に一般的なエラーが発生しました。

解説

ApplicationSettingsBase から派生した設定ラッパー クラスには、Save メソッドが含まれています。すべての設定プロパティの値を保持するには、このメソッドを呼び出します。このメソッドは、設定プロパティに関連付けられているすべての設定プロバイダを列挙し、各 SettingsProvider の SetPropertyValues メソッドを呼び出して、実際のシリアル化操作を実行します。

SetPropertyValues は、ユーザー スコープの各アプリケーション設定プロパティを、適切な username.config 構成ファイルの対応するアプリケーション設定に個々にシリアル化します。

既定では、SetPropertyValues メソッドは次の論理シーケンスを使用して、設定プロパティの型によって異なるシリアル化方法を決定します。

1. 型の TypeConverter が ConvertToString メソッドの実装に関連付けられている場合は、この変換を使用します。

2. XML シリアル化を使用します。

ただし、SettingsSerializeAsAttribute を使用することによって、優先するシリアル化機構を指定できます。Visual Studio 2005 では、LocalFileSettingsProvider はバイナリ シリアル化をサポートしていません。

ユーザー スコープの設定プロパティが、明示的に既定値に戻されている場合、ローカル ファイルの設定プロバイダは、ユーザー構成ファイルから関連付けられた設定のエントリを削除します。このプロパティの次回の読み取りアクセスでは、既定値が使用されます。

注意
LocalFileSettingsProvider は、どの設定を保持する場合にも暗号化を使用しません。したがって、構成ファイル内の情報を個別に暗号化するなどの追加の対策を講じていない場合は、このプロバイダを使用して、プレーンテキストのパスワードやその他の機密情報を格納しないでください。詳細については、「保護された構成を使用した構成情報の暗号化」を参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
LocalFileSettingsProvider クラス
LocalFileSettingsProvider メンバ
System.Configuration 名前空間
GetPropertyValues
Save
TypeConverter
SettingsSerializeAsAttribute