Knight (chess)とは? わかりやすく解説

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ナイト (チェス)

(Knight (chess) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/19 01:18 UTC 版)

チェス
キング
クイーン
ルーク
ビショップ
ナイト
ポーン

ナイト (Knight、♘♞)はチェスの駒の一種。騎士を表し、馬の頭の形をしている。

初期配置

a b c d e f g h
8
8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1
a b c d e f g h
ナイトの初期配置

白ナイトはb1とg1、黒ナイトはb8とg8に配置する。

  • ナイトは棋譜上では N で表される(綴りはKnightだが、Kはキングに使われているため)。古くは「Kt」と略すこともあった。

駒の動き

ナイトの基本的な動き
a b c d e f g h
8
8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1
a b c d e f g h
動きの基本
ナイトは最大8箇所の、任意のマス(どこでも好きなマス)に移動できる。
アルファベットの「Y」の字を、4方向に広げたような動きになる。
ナイトは、敵味方および種類を問わず、他の駒を飛び越す事ができる。

独特な動きから、チェス初心者や初級者がゲーム中で扱いにくい駒といわれる。

図1 : 移動できるマスに敵の駒がある場合、その駒を取る事ができる。取った後は、その駒があったマスに移動する。
図2 : 味方の駒がいるマスには移動できない。
図3 : (敵味方に関係なく)他の駒を飛び越える事ができる。

図1
a b c d e f g h
8
8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1
a b c d e f g h
敵の駒を取って、そのマスに移動できる。
図2
a b c d e f g h
8
8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1
a b c d e f g h
味方のいるマスには移動できない。
図3
a b c d e f g h
8
8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1
a b c d e f g h
他の駒を飛び越える事ができる。

ナイトの価値

  キング クイーン ルーク ビショップ ナイト ポーン
駒の価値 ∞(無限大) 9 5 3 3 1
  • この評価は一般的なものであり、絶対的なものではない。これに従えば、ビショップと同程度の価値があることになるが、チェスの局面によって駒の価値は変動する。
  • ナイトはビショップとともに「小駒」と呼ばれている[注釈 1]

ナイトの顔の向き

ナイトの駒には馬の顔がついているため、チェスの他の駒とは異なり駒に向きがある。対局中などにおけるその向き(置き方)については、国際チェス連盟日本チェス協会も特に規定は設けていない。そのため真正面・右向き・左向き・斜め向きなど、各プレイヤーの好みで配置できる。

  • 左右のナイトを別向きに並べても、ルール上まったく問題ない。
  • 対戦相手のナイトに合わせて、自分のナイトを並べる必要もない。
  • ただし、ナイトを後ろ向きにする事だけは慣習上避ける傾向にある。

(日本チェス協会 公開質問室 Q46より)

デザイン

紋章学においてナイトはとくにドイツで用いられる。紋章学におけるナイトは、双頭のことが多い[1]

シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディアロゴもナイトを使用している。ドイツ語でナイトをSpringer(はねる者)ということに由来する。

脚注

注釈

  1. ^ 英語ではマイナー・ピース(minor piece)、またはライト・ピース(light piece)となる。

出典

関連項目




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