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シュナーベル:ピアノ三重奏

英語表記/番号出版情報
シュナーベルピアノ三重奏Klaviertrio作曲年1945年  出版年1986年  初版出版地/出版社Association for the Promotion of New Music: New Jersy 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
 Allegro ma non troppoNo Data No Image
 LargettoNo Data No Image
 Moderato ed energicoNo Data No Image

作品解説

2010年9月 執筆者: 畑野 小百合

 1945年にアルベネリ・トリオのために書かれ1947年7月タングルウッド初演された。ピアノ・トリオ演奏経験豊富シュナーベルが、63歳にしてようやくこのジャンル創作手を染めたことになる。
 全体が急-緩-急3つの楽章から成るにおいては古典的な構成受け継いでいるが、個々楽章内部動きは非常に自由で、むしろ伝統的な形式聴き手予測裏切ることが意図されているかのようである。全楽章通して顕著なのは、それぞれのパートポリフォニック性格の強いテクスチュア拠っていることである。シュナーベル書簡によれば、この書法ピアノが他の弦2声部損なってしまわないようなバランス実現するための手段として採用されたものであったが、線的に紡ぎだされていく緊張関係が音楽となる構成法は、シュナーベル作品全体においても極めて重要である。
 浮遊するようなピアノ独奏に始まる第1楽章は、不規則なフレーズアクセント時間単位頻繁な伸縮溢れており、比較少ない音から成っているにもかかわらず、高度な音楽技能を奏者要求する第2楽章は「ラルゲット」の速度標語をもつが、ゆったりとした流れの中で、音楽の内容極めて軽やか敏捷である。というのも個々声部それぞれにモノローグ的で表情富んでおり、結果として絶えことなく色彩変化していくのである第3楽章12から成る音列によって開始されるが、この音列楽章全体の構造根拠となるわけではない点で、いわゆる12音技法」とは異なる。


モショニー:ピアノ三重奏

英語表記/番号出版情報
モショニー:ピアノ三重奏Klaviertrio出版年1851年  初版出版地/出版社Vienna 



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