シュナーベル
20世紀前半のドイツ語圏を代表するピアニスト、作曲家、音楽教育者。当時オーストリア領であったリプニクに生まれ、幼少期にウィーンに移る。レシェティツキ、マンディチェフスキらのもとでピアノ、音楽理論および作曲の研鑽を積み、1898年頃からベルリンを拠点に本格的な音楽活動を開始した。ナチスの影響から逃れるために1933年にドイツを離れ、1939年にアメリカに移住、1944年にはアメリカ国籍を取得した。戦後は、1951年にスイスのアクセンシュタインで没するまで、ヨーロッパでも再び精力的に活動した。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズや、同ソナタの史上初の全曲録音、そしてシューベルト作品の積極的な公開演奏等、ピアニストとしての功績が広く知られるシュナーベルであるが、実際の彼の音楽活動は実に多面的である。教育者としてのシュナーベルは、1925年から1931年までベルリン音楽高等学校で教鞭を執っていたほか、個人的にも生涯にわたってピアノ演奏教育に従事していた。
歌とピアノ
シュナーベル
シュナーベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/07/13 02:01 UTC 版)
シュナーベル(Schnabel)は、ドイツ語圏の姓。
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