JR貨物コンテナ登録規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 05:55 UTC 版)
「日本のコンテナ輸送」の記事における「JR貨物コンテナ登録規格」の解説
旧、国鉄時代との大きな変更点は、大きく分けて以下のように分類されている。 最初のコンテナの種類を表すアルファベット (ドライコンテナには、従来の C が付かない) の次に形式を表す数字2桁の意味が、各コンテナの内容積又は、床面積によって付与される方式に変更されて、個々のコンテナの積載量の目安を示し、必要とされるコンテナ容積の選定時や、荷役作業上の便利性向上を図っている。 (例)、V19 …… 通風仕様で、内容積18.5 - 19.4 m3の間に属するコンテナが対象となる。 現在の日本における鉄道コンテナの規格は、旧、国鉄時代の四種類規格から三種類規格に改められている。 1種(12 ft形コンテナ) : 長さ 3,715 mm、幅 2,450 mm、高さ 2,500 mm、最大総重量 6.8 t 2種(20 ft形コンテナ) : 長さ 6,058 mm、幅 2,490 mm、高さ 2,500 mm、最大総重量 13.5 t 3種(30 ft形コンテナ) : 長さ 9,125 mm、幅 2,490 mm、高さ 2.500 mm、最大総重量 13.5 t ※ 上記の規格より各数値が大きい場合は「規格外コンテナ」とされ、積載貨車や運用区間が限定される場合がある。 規格外コンテナは黄色のひし形マークに、高さ ( H )、長さ ( L )、横幅 ( W )、総重量 ( G ) を意味する H・L・W・G の各一文字が個別に書き込まれている四個の三角マークが付けられ、そのうちのどれかの値が規格内であればその部分は黒く塗りつぶされる。例えば、「横幅 ( W )」が規格内の数値であれば、四個の三角形から成るひし形マーク内は、高さ ( H )、長さ ( L )、総重量 ( G ) が個別に付いた三個の三角マークと、ただ黒塗りだけの一個を合わせたひし形マークが表示される事にる。逆に、「横幅 ( W )」の一つだけが規格外の数値であれば、四個の三角形から成るひし形マーク内は、横幅 ( W )が一個の三角マークと、ただ黒塗りだけの三個を合わせたひし形マークが表示される事にる。 ウィキメディア・コモンズには、鉄道コンテナの各種規制表示に関するメディアがあります。
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