JIS・UCS の漢字コードとの関係とは? わかりやすく解説

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JIS・UCS (Unicode) の漢字コードとの関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 06:37 UTC 版)

大漢和辞典」の記事における「JISUCS (Unicode) の漢字コードとの関係」の解説

大漢和辞典日本文字コード策定にあたって文字同定するための参考図書として大きな影響与えた1990年制定されJIS X 0212:1990および、2000年制定されJIS X 0213:2000年版のいずれにも、大漢和辞典番号参考情報として掲載されている。また、国際漢字符号標準化組織であるCJK-JRG現在のISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2/IRG)が、1991年9月から12月にかけて日本・中国台湾韓国漢字コード整理してUnified Repertoire and Ordering” (URO) を制定した際にも、文字同定、および文字並び順決める際に、康熙字典並んで大漢和辞典利用された。その際URO20,902文字大漢和辞典番号との対応表作成されISO/IEC 10646:1992翻訳規格であるJIS X 0221:1995および2001解説掲載されている(2007年改正版では掲載見送られた)。UROは、ISO/IEC 10646 (UCS) およびUnicode漢字コード表の基礎となったISO/IEC 10646 (UCS) およびUnicodeでは、1998年から2017年にわたり拡張漢字A~F(Extension-A to F)として63,000字以上が制定されている。大漢和辞典との公式な対応表作成されていないが、実際に大漢和辞典収録文字のほとんどが戸籍統一文字収録されているため、これを経てUCS/Unicodeへ符号化されている。拡張漢字Fまでに符号化されていないものは、独立行政法人情報処理推進機構調査によれば25字、京都大学漢字情報研究センター安岡孝一によればおよそ22字であり、これらをすべて追加提案する予定であるという。 大漢和辞典では一部当用漢字において、1点之繞2点之繞違いしかない漢字や、3画の草冠4画草冠違いしかない漢字などにも個別親字配している。一方で、UCS/Unicodeでは、これらの字形違い区別せず、さらに音義異なっていても字形類似した漢字統合している場合がある。そのため、大漢和辞典親字UCS符号化するにあたってはおよそ500程度大漢和辞典親字同一符号となるが、こうした字体区別プレーンテキスト上で可能にさせるために異体字セレクタ対応している

※この「JIS・UCS (Unicode) の漢字コードとの関係」の解説は、「大漢和辞典」の解説の一部です。
「JIS・UCS (Unicode) の漢字コードとの関係」を含む「大漢和辞典」の記事については、「大漢和辞典」の概要を参照ください。

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