Interactive artとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Interactive artの意味・解説 

インタラクティブ‐アート【interactive art】


インタラクティブアート

(Interactive art から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 07:47 UTC 版)

The Tunnel under the Atlantic (1995年), Maurice Benayoun, パリモントリオールの間の通信で互いの観客映像が映っている

インタラクティブアート: Interactive art)は、観客を何らかの方法で参加させる芸術の一形態である。ある種の彫刻では、作品の中や上や周りを歩くことでこれを実現する。コンピュータやセンサーが観客の動きや熱などの入力に反応するようにした作品もある。インターネットアートの多くは、インタラクティブアートでもある。場合によってはハイパーテキスト環境によって訪問者を誘導したりする。外界からテキストや画像などの入力を受け付ける作品もある。観客がパフォーマンスアートの流れに影響を与える場合もあるし、参加する場合もある。

インタラクティブアートは、作品とそれを見る人の対話によって形成される。観客(参加者)は作品とのエージェンシー(作用できる能力)を持ち、作品のコンテキストに参加することを求められている。すなわち、インタラクティブアートの作品はインタラクション(相互作用)をもたらす。一方、ジェネレーティブアートはモノローグと見ることができ、作品は観客の前で変化していくが、観客がその過程に参加することは求められず、単に見るだけである。

相互作用的なユニークなインタフェースの設計という点で、電子的なアートがインタラクティブアートの最前線にあると言える。そのようなアーティストは、ユーザー入力の新たなインタフェースや技法、情報表示の新たな形態やツール、人間同士や人間と機械の通信の新たなモード、対話型システムの新たな社会的コンテキストを早くから採用してきた。

振興組織

アルス・エレクトロニカでは、インタラクティブアートに関して(主に技術面で)毎年展示を行い、賞を授与している。他にも似たような祭典として DEAF Dutch Electronic Arts Festival、Transmediale Germany、Electronic Language International Festival Brazil、AV Festival England などがある。

CIiiA(Center for Advanced Inquiry in the Interactive Arts)はウェールズ大学で1994年、Roy Ascott が創設し、2003年にプリマス大学に移転された。これは現在では、Planetary Collegium の中核となっており、北京、ミラノ、チューリッヒにも支部がある。

SIGGRAPHもまた、インタラクティブアートを扱っている。

Experimenta [1] は、オーストラリアのメルボルンで1986年に創設された。Experimenta はメディアアートやデジタルアートの振興を図っている。

参考文献

関連項目

外部リンク


「Interactive art」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Interactive art」の関連用語

Interactive artのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Interactive artのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのインタラクティブアート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS