Intel 3 Series
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 00:29 UTC 版)
「インテル チップセット」の記事における「Intel 3 Series」の解説
FSB 1333 MHzのCore 2 Duo E6550, E6750, E6850に対応。X38, P35, G33がDDR3メモリに対応した。このチップセットを構成するI/O コントローラー・ハブには主にICH9シリーズが用いられた。後述するX38 Expressチップセットにおいては、PCI Expressのリビジョンが2.0となった(その他のIntel 3 Series チップセットではリビジョン1.1)。 X38 Express チップセット Bearlake-X(ベアレイクX) 3シリーズ最初の製品として発表・販売された。Extremeプロセッサなどと組み合わされるワークステーション向けのチップセットである。MCHは82X38。ECC付きメモリモジュールを使用できるが、適応するメモリモジュールのうち最速規格であるDDR3 SDRAMではECCに対応しない。このことから、メモリモジュールのECC機能を使用するワークステーション向けやサーバ向けマザーボードを設計・製造する場合は、1ランク下級規格であるDDR2 SDRAMメモリスロットを実装する必要があった。82X38はPCI Express x16レーンのポートを2個持つ(主としてビデオカード接続用途)が、それらの規格レビジョンは2.0(通称Gen2)である。このレーン数より少ないPCI ExpressポートはI/O コントローラー・ハブが拡張スロットとの接続を担ったが、多く用いられたICH9のそれはレビジョン1.1(通称Gen1)であったため、同一のコンピュータ内で最大速度規格が異なるPCI Express拡張スロットが混在した。 P35 Express チップセット Bearlake-P(ベアレイクP) FSB 1333/1066/800 MHz、DDR2-800/667, DDR3-1066/800をサポート。最大メモリ容量は8 GB。 P31 Express チップセット FSB 1333/1066/800 MHz、DDR2-800/667をサポート。最大メモリ容量は4 GB。DDR3には非対応。 ICH7を組み合わせて構成。 G35 Express チップセット Broadwater-G+(ブロードウォーターG+) 3Seriesの一つBearlake-G+(ベアレイクG+)として予定されていたが、開発の失敗によりG965の改良で製品化された。 FSB 1333/1066/800 MHz、DDR2-800/667をサポート。最大メモリ容量は8 GB。DDR3には非対応。 ICH8を組み合わせて構成。 G33 Express チップセット Bearlake-G(ベアレイクG) FSB 1333/1066/800 MHz、DDR2-800/667, DDR3-1066/800をサポート。最大メモリ容量は8 GB。 Intel Graphics Media Accelerator 3100 (GMA 3100) を内蔵。 G31 Express チップセット Bearlake-GZ(ベアレイクGZ) FSB 1333/1066/800 MHz、DDR2-800/667をサポート。最大メモリ容量は4 GB。DDR3には非対応。 Intel Graphics Media Accelerator 3100 (GMA 3100) を内蔵。 ICH7を組み合わせて構成。 ローエンド マザーボード向け。 Q35 Express チップセット Bearlake-Q(ベアレイクQ) FSB 1333/1066/800 MHz、DDR2-800/667をサポート。最大メモリ容量は8 GB。 Intel VT-dに対応。 Q33 Express チップセット Bearlake-QF(ベアレイクQF) FSB 1333/1066/800 MHz、DDR2-800/667をサポート。最大メモリ容量は8 GB。
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