ICH9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 17:10 UTC 版)
「I/O コントローラー・ハブ」の記事における「ICH9」の解説
ICH9は2007年5月にIntel P35のMCHとあわせて発表された。ICH8と同様PATAをサポートしないが、実際には、多くのマザーボードメーカーは、追加のチップを使うことでPATAの提供を継続した。ICH9R, ICH9DH, ICH9DOチップだけがAHCIをサポートしている。最大4レーンに構成できる6つのPCI Expressポートを装備するがそのレビジョンは1.1(通称GEN1)であり、組み合わせて用いられることが多かったIntel 3 Series MCHが持つ、16レーンPCI Expressポートのレビジョン2.0(通称GEN2)とは乖離があった。Intel 3 Seriesを搭載した製品のなかには、ICH9を含む構成であってもPCI Expressポートのレビジョンを(MCHの16レーンである)「2.0(GEN2)」と一種しか表記しないものが多く、全てのポート(すなわち全てのPCI Express 拡張カードスロット)がGEN2であるとの誤解を招く場合があった。この乖離は後継製品ICH10で解消された。 このモデルには次の種類がある: 82801IB ICH9 基本モデル (ICH9) AHCIもRAIDもサポートしない 82801IR ICH9 RAID (ICH9R) AHCIとRAIDをサポートする 82801IH ICH9 ディジタルホーム (ICH9DH) AHCIをサポートし、RAIDをサポートしない 82801IO ICH9 ディジタルオフィス (ICH9DO) AHCIとRAIDをサポートする
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