IPテレビ電話機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 04:56 UTC 版)
インターネットの普及により、IP電話におけるVoIPと同様に、ビデオ信号をIPネットワークで伝送する技術が登場した。Video VoIP (VVoIP) とも言う。ブロードバンド回線に接続するIP電話機の形態を取るものが多く、1秒間に15 - 30フレーム程度を送受信できることが多い。特に、光ファイバーをアクセス回線とする場合、動画の円滑さはほとんど問題ないレベルに到達した。また、設置形態は回線系に依存する事から固定系が殆どであった。 IP電話と同様に、電話サービスとして電話番号が割り当てられる場合がある。また、同じネットワーク間では通話料がかからない場合がある。 IPテレビ電話の分野では通信規格が乱立状態にあったが、エンドtoエンドのプロトコルとしては当初から用いられたH.323からSIPへの移行が急速に進んでおり、映像コーデックについてもH.263からMPEG-4やH.264に移行が進んだ。 NTT(東西) : フレッツフォン VP1000により、主要IP電話事業者によるIPテレビ電話サービスや、フレッツ網上のビデオチャットサービスにも対応。ひかり電話の回線に接続したVP1000と、FOMAとの間でのテレビ電話サービスを開始。 ビジネス利用向けの安価なテレビ電話/テレビ会議端末としてフレッツフォン VP1500、コンシューマ向けの安価なテレビ電話端末としてフレッツフォン VP100、より大画面のインターネット・テレビ電話端末としてフレッツフォン VP2000(NTT東日本のみ)、VP3000も発売した。 ギンガシステムソリューション : NOVAの外国語レッスンにテレビ電話端末を提供している。 LOBIC : ピアトゥーピア方式のテレビ電話システムLOBICAを提供している。 JANISネット : ソネット社TELEBB-1000を用いてテレビ電話サービスを提供している。
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