IEnlistmentNotification.Prepare メソッド
アセンブリ: System.Transactions (system.transactions.dll 内)
構文Dim instance As IEnlistmentNotification Dim preparingEnlistment As PreparingEnlistment instance.Prepare(preparingEnlistment)
解説トランザクション マネージャは、参加要素がトランザクションをコミットできるかどうかを参加要素に問い合わせる際に、コミットの第 1 フェーズで、参加しているリソース マネージャのこのメソッドを呼び出します。
永続的なリソース マネージャを実装している場合は、このフェーズ中に準備レコードを記録する必要があります。レコードには、復元に必要なすべての情報が格納されている必要があります。これには、復元中、Reenlist メソッドでトランザクション マネージャに渡される RecoveryInformation プロパティが含まれます。復元の詳細については、「回復の実行」を参照してください。
リソース マネージャは、preparingEnlistment パラメータの Prepared メソッドを呼び出す前に、必要なすべての作業を完了し、コミットしようとしていることを示す必要があります。これは、コミット、ロールバック、または未決定などの第 2 フェーズの通知を受け取る前に必ず実行しておく必要があります。これは、第 1 フェーズで Prepared メソッドを呼び出したのと同じスレッドで、第 2 フェーズの通知がインラインで発生する可能性があるためです。このため、第 2 フェーズの通知を受け取る前に既に完了したと考えられる作業 (ロックの解除など) を Prepared 呼び出しの後で行うことはできません。
preparingEnlistment パラメータのメソッドを呼び出して、ロールバックしようとしていることを示すこともできます。
オブジェクトをトランザクションに参加させず、トランザクションの進行状況の観察と進行状況に対する応答だけをさせる場合は、作業が完了したら、このメソッドの実装で、preparingEnlistment パラメータの Done メソッドを呼び出す必要があります。これにより、リソース マネージャが第 2 フェーズの通知を受け取ることはなくなります。
プラットフォームWindows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
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