ICCによる起訴
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「ジョゼフ・コニー」の記事における「ICCによる起訴」の解説
2005年10月6日、国際刑事裁判所 (ICC) は署名付きの告発を受け人道に対する罪によってLRAの幹部5人に逮捕状が発給されたと発表した。これは初めてICCが発行した逮捕状だった。翌日ウガンダの国防相アママ・ムババジは対象者がコニーと副官のビンセント・オッティ、ラスカ・ルクウィヤ、オコト・オディアンボ、ドミニク・オングウェンの3司令官であると認めた。後に、軍の広報官によれば、ルクウィヤは2006年8月12日にウガンダ軍に殺害された。 1週間後の10月13日ICCの主任検察官ルイス・モレノ=オカンポはコニーの起訴状の詳細を公表した。33の罪状が挙げられ、うち13が殺人や奴隷化、性奴隷化、強姦などの人道に対する罪であった。別の21は殺人、市民への過酷な扱い、故意の市民への攻撃の指示、略奪、強姦、少年兵の徴発などの戦争犯罪である。オカンポは 「コニーは少女たちを指揮官の報酬にするために誘拐した。」 と述べた。2006年6月1日にはICCから要請を受けた国際刑事警察機構(ICPO)が国際手配を行った。 コニーの妻については様々な説が流れている。ほとんどが誘拐された少女で27人から50人の範囲である。2007年までのLRAによる推定の被誘拐者の総数は6万人である。 2012年3月23日にはアフリカ連合がコニーの捜索を開始した。2012年5月14日、ウガンダ軍はシーザー・アチェラムLRA司令官を拘束したと発表した。
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