GraphicsPath クラス
アセンブリ: System.Drawing (system.drawing.dll 内)
構文
Public NotInheritable Class GraphicsPath Inherits MarshalByRefObject Implements ICloneable, IDisposable
public sealed class GraphicsPath : MarshalByRefObject, ICloneable, IDisposable
public final class GraphicsPath extends MarshalByRefObject implements ICloneable, IDisposable
public final class GraphicsPath extends MarshalByRefObject implements ICloneable, IDisposable
アプリケーションはパスを使用して、形状のアウトラインの描画、形状の内側の塗りつぶし、クリッピング領域の作成を行います。グラフィック エンジンは、パスのジオメトリック形状の座標をワールド座標空間で保持します。
パスは、任意の数の図形 (サブパス) から構成されます。各図形は、接続された直線と曲線のシーケンス、またはジオメトリック形状プリミティブから構成されます。図形の開始点は、接続された直線と曲線のシーケンスの最初の点です。終了点は、シーケンスの最後の点です。ジオメトリック形状プリミティブの開始点と終了点は、そのプリミティブの仕様で定義されます。
接続された直線と曲線のシーケンスで構成される、開始点と終了点が一致した図形は、明示的に閉じられていない限り、開いた図形になります。図形を明示的に閉じるには、CloseFigure メソッドを使用します。このメソッドは、終了点と開始点を直線で接続することで現在の図形を閉じます。ジオメトリック形状プリミティブで構成される図形は、閉じた図形です。
塗りつぶしおよびクリッピングを行うには (FillPath を使用してパスが描画されている場合など)、図形の最初の点から最後の点へ直線を追加することで、開いた図形をすべて閉じる必要があります。
新しい図形は、パスが作成されるか、図形が閉じられたときに暗黙的に開始されます。新しい図形は、StartFigure メソッドが呼び出されると明示的になります。
ジオメトリック形状プリミティブがパスに追加されるときは、ジオメトリック形状を含んだ図形が追加され、新しい図形が暗黙的に開始されます。その結果、必ず現在の図形がパスに存在します。直線と曲線がパスに追加されるときは、必要に応じて暗黙的な直線が追加されて、現在の図形の終了点と新しい直線または曲線の開始点が接続されることで、接続された直線または曲線のシーケンスが形成されます。
図形には方向があり、直線および曲線を開始点から終了点までトレースする方法が記述されます。方向は、直線と曲線を図形に追加した順序で定義されるか、ジオメトリック形状プリミティブによって定義されます。この方向は、クリッピングおよび塗りつぶしのためのパス内部の判定に使用されます。
System.MarshalByRefObject
System.Drawing.Drawing2D.GraphicsPath
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
- GraphicsPath クラスのページへのリンク