ヒラメのラブドウイルスとは? わかりやすく解説

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ヒラメのラブドウイルス [Hirame (Flounder) rhabdovirus (HRV)]

 ラブドウイルス病は1984年兵庫県海面生簀(いけす)内で飼育されていたヒラメ発生し続いて北海道香川県でも陸上海水飼育されていたヒラメ発生した魚病である。その症状体表(ひれ)、筋肉内に充血出血がみられ、腹部膨れ生殖腺鬱血(うっけつ)する。死亡率は数%から90%を超える場合もある。ヒラメから魚類伝染性造血器壊死症ウイルス(IHNV)に似たウイルス分離されその後近畿四国地方飼育されていたアユクロダイ、さらに韓国から輸入されメバルからも同じウイルス分離されたので、感染する魚類はかなり広いと考えられる
原因ウイルスラブドウイルス科属するが、同じラブドイウルス科に属すサケ科魚類の伝染性造血器壊死症ウイルス(IHNV)や出血性敗血症ウイルス(HRV)とは違いヒラメ発見され経緯から、ヒラメ・ラブドウイルスよばれている。ウイルス粒子の形はIHNウイルス同様に弾丸型で、大きさ80×160-180nmである。このウイルスは15-20でよく増殖し熱には非常に弱いが、冷凍(-20以下)でも生存している。
現在、ほかのウイルス病同様に薬剤による治療できない。しかし、消毒には有機ヨード剤紫外線が有効であるから充分な消毒と飼育水温15以下に保つことで発病抑えることができる。




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