FileSystem.Loc メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

FileSystem.Loc メソッド

開かれたファイル内の現在の読み込みと書き込みの位置を指定する Long 値を返します。

名前空間: Microsoft.VisualBasic
アセンブリ: Microsoft.VisualBasic (microsoft.visualbasic.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function Loc
 ( _
    FileNumber As Integer _
) As Long

Visual Basic (使用法)

Dim FileNumber As Integer
Dim returnValue As Long

returnValue = FileSystem.Loc(FileNumber)

C#

public static long Loc (
    int FileNumber
)

C++

public:
static long long Loc (
    int FileNumber
)

J#

public static long Loc (
    int FileNumber
)

JScript

public static function Loc
 (
    FileNumber : int
) : long

パラメータ

FileNumber

必須。有効な任意の Integer 型のファイル番号。

戻り値
開かれたファイル内の現在の読み込みと書き込みの位置を指定する Long 値を返します。

解説

詳細については、Visual Basic のトピック「Loc 関数」を参照してください。

Loc 関数は、インデックス番号が 0 から始まる関数であり、ファイル内の最初のバイトを取得するために使用すると 0 が返されます。

Loc 関数は、下位互換性を保つために提供されており、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。非レガシ アプリケーションに対して、My.Computer.FileSystem オブジェクトはより優れたパフォーマンスを発揮します。詳細については、「Visual Basic におけるファイル アクセス」を参照してください。

各ファイル アクセス モードの戻り値の説明を次に示します。

モード	戻り値
Random	ファイルで読み書きされた最後のレコードの番号。
Sequential	ファイル内の現在のバイト位置を 128 で割った値。ただし、Loc によってシーケンシャル ファイルに返される情報は使用されないので必要ありません。
Binary	最後に読み込みまたは書き込みが行われたバイトの位置。

使用例

この例では、Loc 関数を使用して、開いたファイル内の現在の読み込みと書き込みの位置を返します。MyFile が数行のサンプル データを含むテキスト ファイルであると仮定しています。

Visual Basic

Dim location As Long
Dim oneChar As Char
FileOpen(1, "C:\TESTFILE.TXT", OpenMode.Binary)
While location < LOF(1)
   Input(1, oneChar)
   location = Loc(1)
   WriteLine(1, location & ControlChars.CrLf)
End While
FileClose(1)

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
FileSystem クラス
FileSystem メンバ
Microsoft.VisualBasic 名前空間
IOException
その他の技術情報
Loc 関数
EOF 関数
LOF 関数
Seek 関数