フェイル‐ソフト【fail soft】
フェイルソフト
フェイルソフトとは、コンピュータシステムに故障や不良が生じた場合に、システムの一部がダウンしても全体としては作業が続行可能であるような状態のことである。
コンピュータシステムは各機器やプログラムが複雑に絡んだ構造を持っており、どこか一箇所でも損なわれると全体が機能停止に陥ってしまうこともよくある。そうした状況で、システムの構造に冗長性を持たせ、万が一システムの一部に障害が発生しても障害の発生した個所に関する機能や性能だけが失われるだけで済み、被害を最小限に抑えることができる、フェイルソフトな設計をすることが多い。例えばジェット飛行機が、ジェットエンジン1個が失われても飛行能力を維持することができるように設計されていることが、代表的なフェイルソフト設計であると言える。
フェイルソフト
(Fail-Soft から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/01 13:53 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動フェイルソフト(フェールソフト)とは、故障箇所を切り離すなど被害を最小限に抑え、機能低下を許しても、システムを完全には停止させずに機能を維持した状態で処理を続行(縮退運転)する設計のこと。これは信頼性設計の一つである。
用途
フェイルソフトを説明する際には具体例として飛行機のエンジンが挙げられる。飛行機の場合、フェイルセーフのように完全に機能を停止すると墜落するため、フェイルソフトの概念により、故障したエンジンを切り捨て(燃料等の供給を行わないようにする)、故障していないエンジンだけで飛行できるような設計をとる必要がある。
関連項目
Fail-Soft
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/18 05:28 UTC 版)
「Negascout」の記事における「Fail-Soft」の解説
通常のアルファベータ法が返す値は探索窓の範囲内の値であるが、 子ノードを探索した結果が探索窓の範囲外だった場合、 探索窓の境界値ではなく実際に出現した子ノードの最大値を返すと探索量が減る事がある。 これは親ノードに伝わったときにβ値以上となってカットしたりα値を更新して探索窓を狭めたりできる可能性が高くなるためである。 このような性質を Fail-Soft と言い、 Null Window Search などの狭い探索窓による探索や置換表を使った探索をする場合にその効果がよく現れる。
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「Fail soft」の例文・使い方・用例・文例
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