コールド‐スタンバイ【cold standby】
コールドスタンバイ
コールドスタンバイとは、サーバやネットワーク機器などに関して、全く同じ構成や設置の予備のマシンを電源を入れない状態で待機させておく障害対策の手法の一つである。
コールドスタンバイでは、まったく同じ構成のシステムを複数構築し、片方は通常通りに稼動させ、もう片方は稼動させずに待機させておく。稼動している方を本番系システム、待機している方を待機系、予備系システムなどと呼ぶ。万一、本番系システムに障害が発生した場合は、待機系システムが自動的に稼動し、本番系システムのかわりに処理を開始するので、障害による業務の混乱は起きにくい。この場合、切り替えに若干時間がかかり、切り替えの間システムは停止する。
同じ構成のシステムを複数構築する障害対策の手法としては、コールドスタンバイ以外にも「ホットスタンバイ」などがある。この場合、待機系システムも常に稼動して本番系システムとデータの同期を取り、本番系システムに障害が発生してもすぐに待機系システムに切り替えられる。このため、コールドスタンバイよりもコストはかかるが、信頼性は向上する。
システム運用: | フールプルーフ フェイルバック 可用性 コールドスタンバイ コールドスタンバイシステム ミッションクリティカル 無停止型サーバー |
コールドスタンバイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/11 13:47 UTC 版)
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コールドスタンバイは、コンピュータシステムや通信機器などの障害対策である、冗長化(二重化、多重化)の方法の1つであり、本番機(稼働機)に対して予備機(待機機、バックアップ機)を、通常は使用しない状態にしておく形態である。
設計や運用により、通常時は電源停止など完全に停止させている場合や、優先度の低い別業務や開発機などの別用途に使用している場合も含まれる。
ホットスタンバイやウォームスタンバイと比較すると、構成・設計・運用などが単純で確実な反面、障害発生時の起動時間や切り替え時間を含めた業務停止時間がかかり、また障害発生時に本番機で処理中であった処理やデータは引き継げない場合が多い、などの難点がある。
関連項目
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