F-19までのアメリカ軍戦闘機命名例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:46 UTC 版)
「F-19」の記事における「F-19までのアメリカ軍戦闘機命名例」の解説
1962年にアメリカ空海軍は軍用機の命名規則により、航空機識別ナンバーを統一することとなり、それまで空海軍で異なっていたものを同一基準で通番で命名する事となった。命名規則はほぼ空軍のそれに依拠するものとなり、海軍の既存の戦闘機にF-1からF-4およびF-6からF-11の型番が新たに付与され、"F-5"は既存の機体ではなくノースロップ社が計画中止になった護衛空母用軽量艦上戦闘機を元に海外供与向けに開発した機体であるノースロップ N-156Fに割り当てられた。以降の戦闘機はそれらに続く番号で命名される事となり、忌み数である13が飛ばされたものの、以後はF/A-18まで順に番号が割り当てられていった。 1980年代の初め、開発中のF-5Gに新しい番号を再付番することになった際、空軍は初めF-5Gに「F-19」を割り当てようとしたが、開発元のノースロップ社はF-19ではなく「F-20」を提案した。当時、戦闘機輸出市場でF-5Gのライバルとなり得るソ連製の戦闘機(ミグ戦闘機)が使用していた型番は全て奇数だったため、ノースロップ社は型番を偶数にすることでF-5Gを目立たせようとした。また、当時のF-14、F-15、F-16、F/A-18といった10番台の戦闘機(ティーンシリーズ)に対して20番台とすることで新しさを強調する意図もあったと推測された。空軍はノースロップ社の提案を受け入れ、F-5Gを「F-20」に改称した。 番号命名の経緯に関して必ずしも詳細が語られるとは限らず、F-19の場合も記者たちが空軍の報道担当官に欠番の理由を求めた際、担当官は「我が空軍にF-19という航空機は存在しない」という簡潔な返答しかしなかった。これが後に様々な憶測を呼ぶ元となる。
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