F-18L
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 10:05 UTC 版)
「F/A-18 (航空機)」の記事における「F-18L」の解説
F/A-18が海軍機として製作され主契約者がマクドネル・ダグラスだったのに対して、F/A-18の原型機YF-17の開発元であるノースロップが主契約者となる、輸出用として開発した機体。降着装置の簡素化や主翼折りたたみ装置の省略など艦上機向けの仕様を改める一方で、翼下パイロンの増設や簡略化した電子機器の搭載によって空対空性能を一定程度は強化するなど、もともと空軍向けの軽戦闘機として設計されたYF-17 コブラと海軍艦載用のマルチロール機に仕上がったF/A-18ホーネットを足して2で割ったような機体となっている。 カタログデータ上はF/A-18やF-16よりも高性能の機体ながらモックアップのみの段階のまま受注がなく、試作機すら製作されずに終わった。モックアップにはF/A-18Lと書かれていた。 なお、「マクドネル・ダグラスが、F/A-18を海外セールスに出したのは契約違反である」として訴訟を起こし結論まで6年かかった上に、訴訟費用を要求予算の中に含むという行為を両社が行っている。しかし、この訴訟中もF/A-18の製作に支障はなかったという。
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