EncoderFallbackBuffer クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


エンコーディングでは、Unicode 文字とエンコード済みバイト シーケンスとの間にマップを定義します。しかし、特定の文字にマップが定義されていない場合、エンコーディング処理 (入力文字の出力バイト シーケンスへの変換) やデコード処理 (入力バイト シーケンスの出力文字への変換) は失敗します。
.NET Framework には、フォールバックと呼ばれるエラー処理機構が用意されており、変換を実行できない場合に呼び出されます。エンコーダ フォールバックには、さまざまな方法を利用できます。しかし、すべてのエンコーダ フォールバックにエンコーダ フォールバック バッファが実装されている必要があります。エンコーダ フォールバック バッファは、EncoderFallbackBuffer クラスから派生した型で表され、文字列を変換処理に渡す目的で使用されます。たとえば、エンコーダ置換フォールバックのフォールバック バッファでは、入力文字をエンコードできない場合に、代替文字列が作成されます。
特定のフォールバックに実装されるエラー処理方法でデータを作成する必要がない場合でも、フォールバック バッファは必要です。たとえば、エンコーダまたはデコーダの例外フォールバックでは、出力を作成する代わりに例外をスローするため、フォールバック バッファが使用されることはありません。

System.Text.EncoderFallbackBuffer
System.Text.EncoderExceptionFallbackBuffer
System.Text.EncoderReplacementFallbackBuffer


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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