Embarcadero Prismとは? わかりやすく解説

Embarcadero Prism

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 19:28 UTC 版)

Delphi」の記事における「Embarcadero Prism」の解説

Embarcadero Prism(エンバカデロ プリズム)は、かつてエンバカデロ・テクノロジーズ.NET向けの新たなIDEとして販売していた製品である。以前Delphi Prism呼ばれていたが、XE2より名称からDelphi外れEmbarcadero PrismとなったDelphiPrism登場以前から、バージョン8以降において、Delphi.NET開発用環境 (Delphi for .NET) はWin32版のVCL互換性を持つフレームワークVCL.NETと、マイクロソフトフレームワークWindows Forms両方サポートしていた。しかし、Delphi 2007ではWindows Formsサポート打ち切られることとなったDelphi 2009よりエンバカデロ・テクノロジーズ方針転換行いそれまでDelphi for .NET (Delphi.NET) を置き換える決定下した。こうして生まれたのがPrismである。誕生当初Delphiの名を冠していたものの、実際Rem Objects言語コンパイラOxygene (以前Chrome呼ばれていた) とマイクロソフトIDE使用する全く新し製品であったPrismではそれまでのVCL.NETはサポートされず、フレームワークサポートWindows Formsのみとなっていた。 Delphi for Win32 (Delphi Win32) とは異なりPrism更新頻繁に行われた単体製品版には初年度分の年間メンテナンス & サポート付属しており、翌年度以降契約更新が可能で、この契約期間であればいつでも最新版入手することができた。このためバージョンアップ版の設定がなかった。また、一度契約切れてしまうと新規での製品購入が必要であった。さらにRAD Studio版には初年度分の年間メンテナンス & サポート付属していないため、購入年度から加入していないとメンテナンスリリースを入手できないので注意が必要であった。 Embarcadero Prism は XE3 (XE3.2) が最終バージョンとなり、RAD Studio XE4 以降含まれず、スタンドアロン製品としても提供されなくなったサポートメンテナンスアップデート2013年8月終了している。エンバカデロ・テクノロジーズは、今後Prism最新版Rem Objectsから購入するようにアナウンスしている。なおRem ObjectsPrismの名称を用いず、Oxygeneとする方針打ち出している。

※この「Embarcadero Prism」の解説は、「Delphi」の解説の一部です。
「Embarcadero Prism」を含む「Delphi」の記事については、「Delphi」の概要を参照ください。

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