EXOTICA!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 14:40 UTC 版)
『EXOTICA!』(エキゾチカ)は宝塚歌劇団の舞台作品。月組[1][2]公演。形式名は「ショー[3]」。24場[3]。作・演出は酒井澄夫[3]。併演作品は『ハードボイルド・エッグ[1]』。
公演期間と公演場所
解説
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の東京公演のページ[4]を参考にしている。
オリエンタルをテーマに繰り広げられるエキゾチシズム溢れるショー作品。
スタッフ(東京)
- 作曲[3]・編曲[3]:寺田瀧雄/吉田優子/西村耕次/鞍富真一
- 振付[3]:羽山紀代美/アキコ・カンダ/藍エリナ/芹まちか
- 装置[3]:石濱日出雄
- 衣装[3]:静間潮太郎/有村淳
- 照明[3]:勝柴次朗
- 小道具[3]:万波一重
- 効果[3]:市成秀二
- 演出助手[3]:中村一徳/齋藤吉正
- 振付助手[3]:入江利明
- 装置補[3]:広森守
- 音楽指揮[3]:清川知巳
- 制作[3]:佐分孝
- 衣装生地提供[3]:日東紡績株式会社
主な配役(東京)
- アジアの青年、ドラゴンボーイS、スターサファイアの男、ダイヤの男、リー・クォン、金の奴隷、パレードの歌手S1 - 天海祐希[3]
- アジアの娘、夜の美女、ダイヤの女、水蓮の精S、花の歌手、金の奴隷、パレードの歌手S - 麻乃佳世[3]
- ドラゴンボーイA、ストレンジャー、ブルーダイヤの男、けしの男S、パレードの歌手S2 - 久世星佳[3]
- ドラゴンボーイA、夜の紳士A、黒ダイヤの男、ジュエリーの男、けしの男 - 真琴つばさ[3]
脚注
参考文献
- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
エキゾチカ (音楽)
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エキゾチカ(Exotica)は、1950年代から60年代に流行した、東洋やアフリカ、ラテン・アメリカなどの風土を連想させる音楽ジャンルの名称である。90年代以降にリバイバル現象が見られた。
内容
エキゾチカという名前はマーティン・デニーの同名アルバムに由来するとされている。マーティン・デニーは、南太平洋や東洋を人々がどのように想像していたかにふれて、それはファンタジーとし、ラウンジ音楽ではオセアニアの島々や ハワイなどを南国の楽園とする傾向もあった[1]。広義では非西洋的な音楽要素を取り入れたオーケストラ音楽、またはジャズを指している。基本的にはインストゥルメンタル(演奏曲)が多い。
エキゾチカの場合、演奏者または作曲者が主に欧米人で、その音楽は西洋音楽の楽器編成(オーケストラ)、音楽理論などに概ね基づいている事に留意したい。(欧米人にとって)エキゾチックな要素としてオセアニア、東南アジア、アフリカ、あるいは日本を含めた東洋などの民族・民俗音楽の旋法やリズム、楽器(特に打楽器)が採用された。鳥などの動物の鳴き声や自然音が音楽に挿入される場合もある。しかしそれらはあくまでも彩りまたは装飾としてのものである。エキゾチカは欧米人が誤解を含めて思い描いた熱帯地域の島々(非西洋)の印象を反映しているため、同地をイメージした音楽を現地の人が聞くと違和感を覚えることがある(オリエンタリズム)。 エキゾチカは基本的にはイージーリスニングとして聞かれる音楽である。エキゾチカには通常分類されないものの、非西洋を題材にしているイージーリスニングは存在する。映画のサウンドトラックのアルバムの中にも、エキゾチカに近いアルバムおよび曲が存在している。また、過去に日本で制作されたムード音楽[注釈 1]の中にもエキゾチカの傾向を持ったものがある。
エキゾチカのLPは、未知の楽園を家庭で手軽に疑似体験、および夢想できるものとしてアメリカでは需要があった。ステレオ録音の進歩が音楽に反映し、エキゾチカはオーディオマニアからも関心を向けられる事もあった。ロックがポピュラーミュージックの主流になるに従いエキゾチカの人気は衰退していった。しかし、1990年代前半にラウンジ・ミュージックやクラブ・ミュージックなどの文脈で注目され、エキゾチカそのものの再評価につながった。
日本では久保田麻琴やヤン富田らが、エキゾチカを愛好するミュージシャンとされている。細野晴臣はエキゾチカに大きく影響を受け、Yellow Magic Orchestraでマーティン・デニーの「ファイアー・クラッカー」をカバーしている。
主要アーティスト
関連項目
- ラウンジ・ミュージック
- モンド・ミュージック - モンド映画で使用されていた音楽。
脚注
注釈
- ^ 松浦やすたかや、まぶちゆうじろうらのムード音楽が知られている
出典
- ^ Hayward, Philip (1999-09-01). Widening the horizon: exoticism in post-war popular music. Southern Cross University. p. 76. ISBN 978-1-86462-047-4.
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