クール・ジャズとは? わかりやすく解説

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クール‐ジャズ【cool jazz】


クール・ジャズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 00:06 UTC 版)

クール・ジャズ
Cool jazz
様式的起源 ビバップスウィング・ジャズクラシック音楽
文化的起源 1940年代後半 -
アメリカ合衆国
使用楽器 ドラムピアノトランペットトロンボーンサックスダブルベース
派生ジャンル モダン・ジャズ
ローカルシーン
ロサンゼルスサンフランシスコニューヨーク
関連項目
ウエストコースト・ジャズ
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クール・ジャズ (cool jazz) とは、ビバップの反動として1940年代後半に生まれた、白人寄りの傾向をもつジャズのジャンル。リラックスした軽いサウンドが特徴だった。

歴史

スウィング・ジャズの衰退を受け、戦後まもなくに登場したビバップは、複雑なアドリブ演奏と奔放さを特徴として持っていた。クール・ジャズはビバップの反動として奏法・展開などに抑制の効いたスタイルを持ち味とした[1]。南部のニューオーリンズ・ジャズディキシーランド・ジャズ[注 1]の後に登場した白人主体のクールなジャズを指している。クール・ジャズの分類は、マイルス・ディヴィス、チェット・ベイカーらのジャズの他に、レニー・トリスターノ、リー・コニッツらのジャズなど複数の分類がある。[2]

ビバップが黒人のためのジャズであるのに対し、クール・ジャズは白人による白人のためのジャズと後にいわれることになった。だが、クール・ジャズの創始者はマイルス・デイヴィス[注 2]といわれ、彼のアルバム『クールの誕生 (Birth of the Cool)』がその起源ともされている。常に音楽的進化を望んだ彼が打ち出したこのスタイルは、白人など他の人種も受け入れる姿勢を示していた。

テッド・ジオイアとリー・コニッツ[注 3]は、ビックス・バイダーベックとフランキー・トランバウアーをクールジャズ美学の初期の先駆者としてあげている。また、マイルス・デイヴィスの音符の選択は、野性的というよりも熟考を意味していた。[3]

クール・ジャズの代表的なアーティスト

脚注

注釈

  1. ^ ルイ・アームストロングらが代表的な音楽家である。
  2. ^ 「マイ・ファニー・バレンタイン」「死刑台のエレベーター」など、数多くの名演を残している
  3. ^ コルトレーンもパーカーも自身のボキャブラリーの範囲内でしか演奏していないと豪語した、即興演奏の名手である

出典

  1. ^ Cool Music Style Overview” (英語). AllMusic. 2024年4月26日閲覧。
  2. ^ Calkins, Caroll C., ed (1975). The Story of America. United States: Reader's Digest. pp. 398–399 
  3. ^ Gridley, Mark C. (2012). Concise Guide to Jazz. Pearson College Div. p. 127. ISBN 978-0-205-93749-3 

関連項目

書籍

  • 細川周平、後藤雅洋、村井康司、寺島靖国、小川隆夫、加藤総夫、柳沢てつや、北里義之、大村幸則、瀧口秀之、西島多恵子、山下泰司、黒田京子、桜井圭介、上野俊哉、米田栄、田辺秀樹、高橋順一、川竹英克、田村和紀夫、大宅緒、高見一樹、島原裕司、柴俊一『新版 ジャズを放つ』洋泉社、1997年、22頁。 ISBN 4896912500 
  • フランク・ティロー『ジャズの歴史 その誕生からフリー・ジャズまで』音楽之友社、1993年、313-318頁。 ISBN 4276232511 


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