Dynamic Systems Development Method(DSDM)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 03:57 UTC 版)
「ソフトウェアプロトタイピング」の記事における「Dynamic Systems Development Method(DSDM)」の解説
Dynamic Systems Development Method (DSDM) は主要な技法としてプロトタイピングを使用するビジネスソリューションのためのフレームワークであり、ISO 9001 の認証を受けている。DSDMはプロトタイプの一般的認識をさらに拡張している。DSDMによれば、プロトタイプは、図だったり、ビジネスプロセスだったり、製造中のシステムだったりする。DSDMのプロトタイプは段階的であり、単純な形態から複雑なものへと拡張されていく。 DSDM のプロトタイプは「使い捨て型」も「進化的」なものもある。進化的プロトタイプは水平的に拡張されたり(機能追加)、垂直的に拡張されたりする(詳細化)。最終的に進化的プロトタイプが最終システムになっていく。 DSDMで推奨するプロトタイプは以下の4つに分類される: ビジネスプロトタイプ - 自動化すべきビジネスプロセスの設計と実演に使われる。 ユーザビリティプロトタイプ - ユーザインタフェースのユーザビリティ、アクセシビリティ、ルック・アンド・フィールを定義/改良/実演するのに使われる。 性能・容量プロトタイプ - 負荷が最高のときのシステムの状況を定義・予測し実演する。加えて、非機能的側面も評価と実演にも使われる(トランザクション性能、ストレージ容量、反応時間など)。 機能/技法プロトタイプ - 設計手法やコンセプトを評価・実演するために使われる。 DSDMでのプロトタイピングの流れは次のようになる: プロトタイプの要求仕様を定める 計画について合意する プロトタイプを作成する プロトタイプをレビューする
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