機能的側面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 03:16 UTC 版)
その建築物全体の使用目的を達成させるために、その建築物内部で行われる諸活動の機能の効率をいかに向上させるかを考慮するものである。 前述の住宅の例でいえば、次の点が考慮点として挙げられる。 個人的行為(就寝、休養、学習など)の空間同士の近接 時間的に連続する行為(調理→配膳→食事→下膳)の空間同士の近接 類似的生活行為(食事と団欒)の空間同士の近接 互いに相反する生活行為(食事と就寝)の空間の明確な分離(食寝分離) 特に、物理的に限られた空間の中でこれら全ての点を考慮した場合に、一つの部屋で複数の機能を兼用させて有効利用を図るという発想も出てくる。具体的には、1を一つの部屋で実現した「子供部屋(子供室)」、2を一つの部屋で実現した「ダイニングキッチン(DK)」、さらに2と3を一つの部屋で実現した「リビングダイニングキッチン(LDK)」が挙げられる。
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