モホークの太鼓
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モホークの太鼓 | |
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Drums Along the Mohawk | |
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監督 | ジョン・フォード |
脚本 | ソニア・レヴィン ラマー・トロッティ |
製作 | ダリル・F・ザナック |
出演者 | ヘンリー・フォンダ クローデット・コルベール エドナ・メイ・オリバー ジョン・キャラダイン ワード・ボンド |
音楽 | アルフレッド・ニューマン |
撮影 | バート・グレノン レイ・レナハン |
編集 | ロバート・L・シンプソン |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 103分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
『モホークの太鼓』(モホークのたいこ、Drums Along the Mohawk)は、1939年製作のアメリカ合衆国の歴史ドラマ映画。ジョン・フォード監督作品。生まれ育った環境の違う新婚夫婦が、力を合わせて逞しく様々な苦難を乗り越えていく生き方を描いた作品。また、ジョン・フォード映画では初のカラー映画でもある。
ストーリー
アメリカが独立戦争を始めた1770年代の初めのころ、現在ニューヨーク州オルバニイのボースト家で、娘のラナと若い開拓農夫ギルバート・マーティンの結婚式が挙げられた。そしてすぐモホーク河の渓谷にあるギルの農場へ出発した。途中の宿屋に1泊したとき片眼に眼帯をかけた英国人コールドウェルが、2人の行先のディアフィールド地方には、インディアンが出没しているらしいと警告した。ラナは何となしにゾッとした。楽しい新婚のホームを空想していた彼女は、粗末な丸太小屋が我が家と知ってガッカリした。おまけに1人のインディアンがノッソリと入って来たのには、たまげてしまい悲鳴をあげたが、それはブルー・バックという味方と夫に説明されても、ラナは怖くて震えが止まらなかった。彼女はオルバニイへ帰りたいと思ったが、ギルに言いつけられ翌日から開墾に従った。日曜日にはジャーマン・フラットの町へ行って、教会でリール夫妻と娘のメエリイ、ウィーヴア夫人とその息子ジョン等と近づきになった。そこにはハーキマー将軍もいた。16歳から60歳までの男は、英軍やインディアンの襲来に備えて、将軍の指揮下に戦闘教練を受けるのだった。その頃は新来の開拓者には、皆が手伝う習慣で、ギルの農場も町で知り合った人達に来てもらって、耕地は拡げられ作物は豊かに実った。しかしコールドウェルが先導するインディアン達が襲撃し、一同はジャーマン・フラットの砦に逃げ込んだが、ギルの家は焼き払われてしまった。その騒ぎでラナは流産し、家の焼跡を見たギルは町へ引き揚げようと言い出したが、ラナは落胆している夫を励ますのだった。住むに家ない2人はマックレナー夫人の農場に雇人として住み込み、真っ黒になって精出して働いた。風雲はいよいよ急となり、男は皆戦いに出て行き、ギルも負傷して帰ったが生命に別条はなかった。しかしハーギマー将軍は重傷から死んで、牧師ローゼンクランツが指揮者となった。ラナは再び身ごもり、やがて1子デーヴが生まれた。けれども平和な日は短く、ある日マックレナー夫人の家にインディアンが放火した。一同は砦に入り千人余りのインディアンと対戦した。一旦は臼砲の威力で撃退したが、敵は砦を遠巻きにした。矢に胸を貫かれたマックレナー夫人は、ギル夫妻に財産を譲ると遺言して死んだ。弾薬が不足して来たので、デイトン砦へ援兵を乞いにギルは赴いた。夜が明け正午となっても来援なく、敵はついに砦を破って侵入し、味方は教会に拠って死を待つ時、ギルは援軍を案内して来、敵を撃退した。コールドウェルはブルー・バックに撃ち殺され、ギルは愛児とラナを抱いた。やがてジョージ・ワシントンが、ヨーク・タウンで英軍を降参させたという報がもたらされた。
キャスト
※括弧内は日本語吹替(放送日:1969年11月8日 NET『土曜映画劇場』)
- ヘンリー・フォンダ:ギルバート・マーティン(小山田宗徳)
- クローデット・コルベール:マグダレナ・マーティン(阿部寿美子)
- エドナ・メイ・オリバー:マクレナー夫人(川路夏子)
- エディ・コリンズ:クリスチャン・リオール(和久井節緒)
- ジョン・キャラダイン:コールド・ウェル
- ワード・ボンド:アダム・ハートマン(小林昭二)
- ロジャー・イムホフ:ニコラス・ハーキマー司令官
- アーサー・シールズ:ローゼングランツ
- ジョン・ビッグツリー酋長:ブルーバック
- フランシス・フォード:ジョー・ボレオ
- ジェシー・ラルフ:ウィーバー夫人
- ロバート・ローリー:ジョン・ウィーバー
- ケイ・リネカー:デモス夫人
- ラッセル・シンプソン:ペトリー医師
- スペンサー・チャーターズ:宿屋の主人
- ウェイン・ビクター・フランク:ドラム奏者
スタッフ
- 製作総指揮:ダリル・F・ザナック
- 監督:ジョン・フォード
- 脚本:ソニア・レヴィン、ラマール・トロッティ
- 撮影:バート・グレノン、レイ・レナハン
- 美術:リチャード・デイ、マーク・リー・カーク
- 音楽:アルフレッド・ニューマン
- 編集:ロバート・L・シンプソン
主な受賞歴
- アカデミー賞
- ノミネート
- アカデミー助演女優賞:エドナ・メイ・オリバー
- アカデミー撮影賞(カラー部門):レイ・レナハン、バート・グレノン
外部リンク
- モホークの太鼓 - allcinema
- モホークの太鼓 - KINENOTE
- Drums Along the Mohawk - オールムービー(英語)
- Drums Along the Mohawk - IMDb(英語)
「Drums Along the Mohawk」の例文・使い方・用例・文例
- botherの単純過去系と過去分詞系
- 先行詞がthis,that,these,thoseの場合はwhichを用いるのが普通です。
- ウェストミンスター寺院 《the Abbey ともいう》.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- ビザンチン教会, 東方正教会 《the Orthodox (Eastern) Church の別称》.
- 【文法】 相関接続詞 《both…and; either…or など》.
- 【文法】 相関語 《either と or, the former と the latter など》.
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the corn exchange 穀物取引所.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- 前置詞付きの句, 前置詞句 《in the room, with us など》.
- 相互代名詞 《each other, one another》.
- 世界の屋根 《本来はパミール高原 (the Pamirs); のちにチベット (Tibet) やヒマラヤ山脈 (the Himalayas) もさすようになった》.
- 王立植物園 《the Kew Gardens のこと》.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 仮定法, 叙想法, 仮定法の動詞 《たとえば God save the Queen! の save》.
- =《主に米国で用いられる》 What time do you have?=Have you got the time? 今何時ですか.
- 教会の守護聖人 《St. Paul's Cathedral の St. Paul》.
- 【聖書】 われらの罪を許したまえ 《主の祈り (the Lord's Prayer) の中の言葉》.
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