Chaconne --6 Solo a violino senza basso accompagnato-- BWV1004とは? わかりやすく解説

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ブゾーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータから「シャコンヌ」 ニ短調 (バッハ)

英語表記/番号出版情報
ブゾーニ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータから「シャコンヌニ短調バッハChaconne --6 Solo a violino senza basso accompagnato--(J.S.Bach) BWV1004

作品解説

2006年12月 執筆者: 横田 敬

アルトゥール・ルービンシュタインは、ブゾーニ自身が弾く《シャコンヌ》をパリ聴いたときのことを、次のように回想録記している。「ヴァイオリンのために書かれシンプルな旋律ハーモニー見事な伴奏声部寄り添わせ、彼は作品豊かな衣を着せてみせた。これはピアノ音楽傑作である。バッハ自身容認した違いないと、私は思う」。ブゾーニは、ルービンシュタインが「悪魔的なテクニック」と評し理想崇めたほどの優れた腕前ピアニストであっただけでなく、教師作曲家指揮者理論家編曲者、そして、バッハ楽譜校訂者としても有名であった

シャコンヌ》の原曲は、バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV. 1004の最終楽章である。「シャコンヌ」とは16世紀スペイン由来する舞曲形式のひとつで、短いバス声部反復され、その反復の上部で次々と変奏が行われていく。この形式を高度に洗練したバッハ作品は、「シャコンヌ」の最高峰である言っても過言ではなくヴァイオリン曲としても非常に重要な作品のひとつである。

今日のコンサート・ピアニストのレパートリー欠かすことのできないほどの1曲となっている《シャコンヌ》であるが、その理由原曲ヴァイオリンという楽器可能性最大限引き出した優れた作品であるというだけにとどまらないブゾーニバッハ解釈が非常に独特なのであるとはいえ、この編曲にあたっても、そうした学術的な成果背景としていることと並び先に記したようにブゾーニ自身卓越したピアニストあり、か作曲家編曲者として優れた人物であったこと、これらさまざまな要因により、編曲された《シャコンヌ》もまた、ピアノという楽器可能性響き豊かさ最大限生かした作品となりえているのである




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