編曲者として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/12 03:24 UTC 版)
ウッドは一方で、ロマン派音楽隆盛以降の19世紀末にはほとんど忘れ去られた感のあったバッハやヘンデルの楽曲を、(今日の我々から考えるとかなり大胆に)近代的なオーケストラ向けに編曲し、聴衆がそのような曲を「再発見」する一助となっている。 彼はトラファルガー海戦戦勝100周年を記念した「イギリスの海の歌によるファンタジア(Fantasia on British Sea Songs )」を編曲している。これは「ルール・ブリタニア」など英国人なら知らぬ者のない旋律を集めた9曲の組曲であり、BBCプロムス最終夜の定番曲である。 また1915年にはムソルグスキー「展覧会の絵」のオーケストラ用編曲を行っている。これはラヴェルによる最も有名な編曲版(初演1922年)に先行する試みである。
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