CNO-1 サイクルとは? わかりやすく解説

CNO-1 サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 16:05 UTC 版)

CNOサイクル」の記事における「CNO-1 サイクル」の解説

CNOサイクル場合陽子-陽子連鎖反応同様に、4個の水素原子が1個のヘリウム原子核変換されるCNOサイクル反応経路以下の通りである。表中の「平均寿命」は各反応進行する平均的な時間尺度を示す。 反応経路反応平均寿命 C 12   + H 1 {\displaystyle {\ce {^{12}C\ + {}^1H}}} ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} N 13   + γ {\displaystyle {\ce {^{13}N\ + \gamma}}} +1.95 MeV 1.3 × 107 年 N 13 {\displaystyle {\ce {^{13}N}}} ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} C 13   + e +   + ν e {\displaystyle {\ce {^{13}C\ +{\mathit {e}}^{+}\ +\nu _{\mathit {e}}}}} +1.37 MeV 7 分 C 13   + H 1 {\displaystyle {\ce {^{13}C\ + {}^1H}}} ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} N 14   + γ {\displaystyle {\ce {^{14}N\ + \gamma}}} +7.54 MeV 2.7 × 106 年 N 14   + H 1 {\displaystyle {\ce {^{14}N\ + {}^1H}}} ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} O 15   + γ {\displaystyle {\ce {^{15}O\ + \gamma}}} +7.35 MeV 3.2 × 108 年 O 15 {\displaystyle {\ce {^{15}O}}} ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} N 15   + e +   + ν e {\displaystyle {\ce {^{15}N\ +{\mathit {e}}^{+}\ +\nu _{\mathit {e}}}}} +1.86 MeV 82N 15   + H 1 {\displaystyle {\ce {^{15}N\ + {}^1H}}} ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} C 12   + He 4 {\displaystyle {\ce {^{12}C\ + {}^4He}}} +4.96 MeV 1.12 × 105 年 最後反応作られた 12C が再び水素融合することで、全体サイクル反応となる。 この過程では 12C, 13C, 14N, 15N が水素融合する反応本質的であることから、CNサイクル呼ばれる場合もある。途中で生成される 13N と 15O は不安定な核種で、短時間ベータ崩壊して陽電子電子ニュートリノ放出する。 このサイクル行なわれる正味反応は、4個の水素原子陽子)が融合して1個のヘリウム原子核アルファ粒子)と2個の陽電子、2個のニュートリノ変換されエネルギーガンマ線として放射されるというものである反応過程現れる炭素・酸素・窒素原子反応触媒として働きサイクル中で再生産される

※この「CNO-1 サイクル」の解説は、「CNOサイクル」の解説の一部です。
「CNO-1 サイクル」を含む「CNOサイクル」の記事については、「CNOサイクル」の概要を参照ください。

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