安定同位体の起源とは? わかりやすく解説

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安定同位体の起源

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:41 UTC 版)

酸素の同位体」の記事における「安定同位体の起源」の解説

酸素には3種類の安定同位体16O、17O、18Oが存在する。主要核種は16Oで、天然存在比は99.762 atom%である。 16Oの存在比大きいのは、恒星進化論によって説明できるビッグバンにより宇宙誕生した頃には、元素として水素ヘリウムしか合成されなかった。それ以外酸素を含む大部分元素は、恒星燃焼である核融合反応過程合成された。恒星内では、まず陽子-陽子連鎖反応CNOサイクルにより、水素燃焼されヘリウム蓄積される。その水素燃焼恒星の中心核で進むと、自己重力収縮により中心温度高くなる。その温度が約1億Kを超えるトリプルアルファ反応始まりヘリウム燃焼する。これにより12Cが、さらにヘリウム原子核反応し16Oが合成される。この合成大部分の16Oの起源である。 「宇宙の元素合成」を参照 17Oと18Oは、天然存在比それぞれ0.037%、0.204%と、微量安定同位体である。17Oは主に恒星燃焼CNOサイクルにて、水素ヘリウムへと燃焼する過程合成される。18Oは、14Nに4Heが捕らえられることにより主に合成される(14NはCNOサイクルにおいて合成される)。そのため、17Oは恒星水素燃焼層で、18Oはヘリウム豊富な層で合成される

※この「安定同位体の起源」の解説は、「酸素の同位体」の解説の一部です。
「安定同位体の起源」を含む「酸素の同位体」の記事については、「酸素の同位体」の概要を参照ください。

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