CGW、RIの買収とUPによる買収
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「シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン・トランスポーテーション・カンパニー」の記事における「CGW、RIの買収とUPによる買収」の解説
1968年7月1日、ほぼ同規模のシカゴ・グレート・ウェスタン鉄道(CGW)を買収した。CGWはシカゴとアイオワ州エルウィンとを結ぶ鉄道であり、そこからツイン・シティズ(ミネアポリスとセントポール、オマハ、ネブラスカ、ミズーリ州カンザスシティへの路線を分岐していた。ミネソタ州ハイフィールドとアイオワ州クラリオンとを結ぶルートは、ツイン・シティズとオマハを結ぶ幹線となった。CGWはノース・ウェスタン鉄道のシカゴ-ツイン・シティ、オマハへのルートをとっていたが、より長距離の路線となっていた。この合併は、カンザスシティへのアクセスを容易にし、また競合を解消した。1970年にミルウォーキー鉄道との合併話が解消したのち、C&NWの社長であるベンジャミン・W・ハインマン(Benjamin W. Heineman)はC&NWを1972年に従業員に売却することを案じた。これを従業員保有会社制度と呼び、以後しばらく企業ロゴにもその文言(`Employee Owned`)が描かれた。 シカゴ・ロック・アイランド・アンド・パシフィック鉄道(ロック・アイランド鉄道)が1980年5月31日に営業を停止した後、ノース・ウェスタン鉄道はスー・ライン鉄道との約600マイル(約970キロメートル)の路線の獲得競争に勝利した。 その路線はスパイン線と呼ばれ、ツイン・シティズからカンザスシティを経由してデモインに至るルートであった。このルートをノース・ウェスタン鉄道が9,300万ドルで買収することは1983年6月20日に州際通商委員会(ICC)により承認された。この路線は堅実に建設されていたが、ロック・アイランド鉄道が破産したことによりまともな保守がなされておらず、1984年まで大規模な修復工事が行われた。 ノース・ウェスタン鉄道はエルウィンからカンザスシティとの間の路線の廃止を打ち出した。この区間はスパイン・ラインのサービスをまねており、C&NWの前身となったシカゴ・グレート・ウェスタン鉄道の通行権があった。 1995年4月、シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン・トランスポーテーションはユニオン・パシフィック鉄道(UP)に吸収合併された。
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