BCP対策へのシフト
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2011年3月に東日本大震災が起こった際、被災地の物流機能が停止する事態となった。高知は今後発生すると予想されている南海大地震の被害が最も大きい地域の一つとされており、有事の際にも停止しない物流環境が必要だと考えた。そして、2011年11月には、BCP対策に注力したセンター構築計画を開始した。あらゆる角度からBCP対策の検討を重ね、企画を立案。最適な立地を求めて、いくつもの候補地とその周辺環境を調査を行った。そして、翌年2012年11月に新物流センター用の土地を購入。同年12月には造成工事に着手。地震対策を万全にするために、硬い岩盤の土地に30mの深さまで杭を150本打つなど、難工事だった。建物の設計図は、何度も繰り返し修正、変更が加えられた。様々な困難を乗り越え、2014(平成26)年4月、土佐市高岡町に海抜48m、面積10,000坪の高度なBCP対策が施された天崎BPセンターが完成。2015(平成27)年7月にはダイドードリンコ四国配送センターを運用することになった。
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