ApplicationSecurityManager.DetermineApplicationTrust メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ApplicationSecurityManager.DetermineApplicationTrust メソッド

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

指定したアプリケーションで要求されたアクセス許可セットを実行することをユーザーが許可しているかどうかを判断します。

名前空間: System.Security.Policy
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function DetermineApplicationTrust
 ( _
    activationContext As ActivationContext, _
    context As TrustManagerContext _
) As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim activationContext As ActivationContext
Dim context As TrustManagerContext
Dim returnValue As Boolean

returnValue = ApplicationSecurityManager.DetermineApplicationTrust(activationContext,
 context)

C#

public static bool DetermineApplicationTrust
 (
    ActivationContext activationContext,
    TrustManagerContext context
)

C++

public:
static bool DetermineApplicationTrust (
    ActivationContext^ activationContext, 
    TrustManagerContext^ context
)

J#

public static boolean DetermineApplicationTrust
 (
    ActivationContext activationContext, 
    TrustManagerContext context
)

JScript

public static function DetermineApplicationTrust
 (
    activationContext : ActivationContext, 
    context : TrustManagerContext
) : boolean

パラメータ

activationContext

アプリケーションのアクティベーション コンテキストを示す ActivationContext。

context

アプリケーションの信頼マネージャのコンテキストを示す TrustManagerContext。

戻り値
指定したアプリケーションを実行する場合は true。それ以外の場合は false。

例外

例外の種類	条件
ArgumentNullException	activationContext パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

解説

DetermineApplicationTrust は、設定した ApplicationTrustManager プロパティを使用して、アプリケーションのマニフェストで要求されたアクセス許可セットを指定したアプリケーションで実行することを許可するかどうかを判断します。信頼マネージャの動作は、信頼マネージャの実装方法と context パラメータに渡された情報によって異なります。信頼マネージャの既定の動作は、ユーザー インターフェイス (UI) ダイアログ ボックスを確立してユーザーの承認を確認することです。ただし、信頼マネージャは、企業データベースによる決定などのその他の基準に基づいてアプリケーションの信頼ステータスを判断することもできます。信頼の決定は、context パラメータのプロパティおよび信頼マネージャの実装に応じて永続化できます。ユーザー ダイアログ ボックスでの決定に基づいてアプリケーションの信頼性を永続化した場合は、その後で ApplicationSecurityManager を呼び出しても、そのアプリケーションを要求するたびに UI ダイアログ ボックスが表示されることはありません。DetermineApplicationTrust は、マニフェストを呼び出してからアプリケーションをローカル システムにダウンロードする前までの間に呼び出されます。

.NET Framework のセキュリティ

• SecurityPermission  (ポリシーを表示および変更するために必要な許可)。SecurityPermissionFlag.ControlPolicy (関連する列挙体)
• SecurityPermission  (証拠を表示および変更するために必要な許可)。SecurityPermissionFlag.ControlEvidence (関連する列挙体)

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
ApplicationSecurityManager クラス
ApplicationSecurityManager メンバ
System.Security.Policy 名前空間