AY-3-8910の仕様
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「Programmable Sound Generator」の記事における「AY-3-8910の仕様」の解説
AY-3-8910は3つのパッケージで販売されていた。 代表的なPSGチップであるAY-3-8910は次のような仕様である。 矩形波発生装置 3系統(音量16段階、周波数4095段階8オクターブ、デューティ比1:1固定) ノイズ発生装置 1系統(擬似乱数雑音 = ホワイトノイズ、乱数発生周期31段階) エンベロープ発生装置 1系統(パターン8種類、周波数65535段階) ミキサー 8bit汎用入出力ポート×2(ジョイスティック、タッチパネルなど)ATARI仕様の台形9ピン(D-Sub)インターフェース実装に用いられることが多かった。 AY-3-8913では、この入出力ポートが省略されている。 備考チャンネルごとに、出力のモードを「ミュート」「矩形波を出力」「ノイズを出力」「矩形波とノイズをmix出力」から選べる。出力系統は3系統しかないため、mix出力モードでは矩形波とノイズの音量は独立制御することはできず、同じ値がセットされる。 また、MIXモードは合成されて出力されているわけではなく、内部的には高速にトーンとノイズが切り替わっているため、双方の出力音は濁ってしまう。 多くの実装では全チャンネルをミキシングして使われることが多かったものの、チップからの出力はチャンネルごとに独立しており、定位する位置を変えることでステレオ出力としている実装 もある。
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