ALS発症と活動
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1996年春頃、右手の握力低下に気づく。6月か7月頃には、右足の動きにも異常を覚える。同年11月、東京都立神経病院で筋萎縮性側索硬化症 (ALS) との告知を受ける。なお同年3月に、阪神・淡路大震災ボランティアに参加している。1997年(発症二年目)、ALS患者の交流組織「希望の会」、「府中地域福祉を考える・わの会」を結成。1999年、気管切開手術(喉頭摘出)。声を失う。2000年、呼吸器装着。在宅療養を開始。2002年4月、「府中地域福祉を考える・わの会」を「府中自立支援ネットワークわの会」に名称変更。2003年7月、NPO法人格取得。「わの会」と名称を変更。2007年2月、東海大大学院健康科学研究科を受験し合格。「難病の59歳、大学院に合格 目線で文字盤を指し受験」と共同通信が報じる。2009年秋、東海大大学院健康科学研究科、保健福祉学専攻を終了。修士論文は、「ALS患者自身ができることを見出すきっかけと促進要因」。同大学院での学位授与式の後、健康科学研究科より「特別賞」を贈られる。特別賞授与は、難病を抱えながら2年半に及ぶ大学院での研究を続け、修士論文を完成させたことを評価したもの。同研究科教授会の賛同により、初めて同賞を設けた(東海大ニュース)。2011年8月、「福島応援 on song・私たちはたたかう」活動開始。震災発生の2011年3月11日午後2時45分にちなみ、毎月11日の午後2時から3時まで、主としてフォーリス府中前で、歌声とともに福島応援の意志を被災地に伝える。
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