ALS患者に対する発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 12:50 UTC 版)
2020年3月11日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で、人工呼吸器を使用しているれいわ新選組の舩後靖彦参議院議員が新型コロナウイルス感染防止のため国会を欠席したことに関し、自身のtwitter上で「その分の歳費は返納されないと、国民の納得を得るのは厳しい」と投稿した。この投稿に批判が集まり、その後削除した。 2020年7月に「高齢者は見るからにゾンビ」「寝たきり高齢者はどこかに棄てるべき」などの優生思想的な主張を繰り返していた医師らがALS患者の女性に薬物を投与して死なせたとして逮捕される事件が報じられると、維新の松井一郎代表はtwitter上で尊厳死についての議論を党所属議員に促し、音喜多はこれに対し「議論を重ね、方向性と提言を出したいと存じます」と返信した。これらの動きに対し鳥取大学医学部准教授の安藤泰至は、「嘱託殺人の容疑者がたまたま医師であっただけであり、治療を担当してもいない患者を殺すのは、安楽死ではない」として今回の事件を安楽死や尊厳死の是非についての議論に結びつけることに懸念を示し、「安楽死の法制化ではなく、どんな人も生きやすくなる社会について考えるきっかけになってほしい」と指摘した。
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