AEW機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:46 UTC 版)
詳細は「早期警戒機」を参照 早期警戒管制機(AWACS)に似た軍用航空機に早期警戒機と呼ばれる機種がある。この航空機は"AWACS"機と同様に全周方向を捜索できるレーダーを備えるが、"AWACS"機のような管制機能はかなり限定されており、基本的に捉えたレーダー情報を地上や海上、又は他の航空機などの味方に通報する機能を持つものである。 名称のように早期警戒に特化した「空飛ぶレーダーサイト」である。"AWACS"機は管制システムとその操作員や判断を下す士官が機上で必要なために、"AWACS"機のほうが大型となるが、"AEW"機の機上で限定的ながら管制を行うことは不可能ではなく、そういった場合には両者の違いは曖昧となる。 G550 CAEW C-295 AEW また、AEWが不在もしくは未配備の場合に、レーダー探知距離の長い戦闘機がその役割を代替する事もある。主に金銭的な面で早期警戒機を所持できない小国が行なうが、被撃墜の危険性が大きい場合もしくは作戦上の都合などの理由から大国でも行われることがある。 特にF-14にてアメリカがアフガニスタン紛争で実施した例と、イランがイラン・イラク戦争で実施した例が有名である。 これに該当する戦闘機としてはMiG-31、F-14、Su-30、Su-34などがある。 詳細は「前線航空管制」を参照
※この「AEW機」の解説は、「早期警戒管制機」の解説の一部です。
「AEW機」を含む「早期警戒管制機」の記事については、「早期警戒管制機」の概要を参照ください。
- AEW機のページへのリンク