5種類の4回転ジャンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:51 UTC 版)
ISUによる略称:ジャンプTトウループSサルコウLoループFフリップLzルッツAアクセル試合では、5種類の4回転ジャンプ(トウループ、サルコウ、ループ、ルッツ)とそして(アクセル)をプログラムに組み込んでいる。 4回転ループ アイスショーやエキシビションのフィナーレなど(4回転ループ - 3回転アクセルを着氷している)で跳んでいたが、2016 - 2017シーズンより競技に取り入れている。2016年9月30日にモントリオールで開催されたオータムクラシックのショートプログラムにおいて、国際スケート連盟(ISU)公式の国際大会史上初めてクリーンに成功させた(2016年10月2日、ローザンヌにて公式に認定)。 4回転ルッツ 公式練習でも着氷していたが、2017年ロステレコム杯のフリーよりプログラムに組み込み、公式戦初挑戦で成功させた。公式練習では4回転フリップにも挑戦している が、こちらは試合に組み込む意向を示したことはない。4回転アクセルについては、幼いころに従事していた都築章一郎コーチからも「アクセルは王様のジャンプ」と教わった経験や、自身がアクセルジャンプを得意としていることからも思い入れが深く「将来的には必ず4回転アクセルを跳びたい」と常に語っている。平昌五輪後の挑戦を示唆していたが、2018 - 2019シーズンより実戦への投入を目標に練習中である。 4回転アクセル オリンピック2連覇後の翌日会見にて挑戦を公言している。2019年GPFのフリーの公式練習で初めて、4回転アクセルに挑戦した。2021年国別対抗戦のエキシビジョンの練習でも果敢に挑戦。そして、2021年全日本選手権のフリーで、予定構成表に表記され、冒頭で始めて挑んだ。両足着氷となり成功には至らなかったが、プログラムに組み込み実施できた事は大きな収穫と語った。2022年北京オリンピックでも、公言通りフリーの冒頭に、4回転アクセルの片足着氷に果敢に挑んだ。転倒したが史上初めて、4回転アクセルのアンダーローテーションとして、「10点の基礎点」を獲得しプロトコルに「4A<」と表記され世界で初めて公認大会で「4A」が記録された。 4回転の連続ジャンプ 4回転の連続ジャンプにも挑戦しており、2017年国別対抗戦のフリーでは「4回転トウループ - 1回転ループ - 3回転サルコー」の3連続ジャンプを初めて成功させた。 2018年フィンランド杯のフリーでは、こちらも史上初となる「4回転トウループ - トリプルアクセル」のコンビネーションを成功させている。さらに2019年スケートカナダのフリープログラムで「4回転トーループ-オイラー-3回転フリップ」の3連続を世界で初めて成功させた。
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